Couto Pereira - Curitiba










Estadio Couto Pereira ( コウト・ペレイラ ) は、Coritiba Football Club のホームスタジアムで、Alta da Glória 地区にあります.3 階建ての球技場で、収容人員は公称 35,000 人、実際には多い時には 53,000 人程入れた事もあります. この球技場は 3 階建ての構造になっているのですが、2 階に陣取るこのチームの応援団は歌いながら飛び跳ねるので、2 階、3 階席は信じられないくらい大揺れします.

入場料は、全国大会規模の試合では一般席 R$ 10、特別席 R$ 25、女性、子供 R$ 3.州大会などでは一般席 R$ 5、女性、子供は無料で入れます.

この球技場は、私の勤める会社から歩いて 5 分ほどの場所にあり、また、アパートからでも歩いて 40 分、バスで 20 分ほどで行けるため、1999 年までは、試合の有る日には会社の人達と会社帰りなどに、殆どの試合を見に出かけてました.ちなみにブラジルのサッカーの試合は、平日は 21:40 から、土日祝日は 16:00 ( 或いは 17:00 ) から始まるのが一般的です.

球技場が大きいため、アウェイ側に近い観客席は、余程の好カードでもない限り余裕で座れ、晴れた休日などは、ポップコーンを食べ、ジュースやビールを飲みながらのんびりと観戦しています.

年に関係無く、Coritiba FC は得点力に欠ける嫌いがあるのと、ホームゲームに弱い性質を持っていて、綺麗に勝ちきる事は少なく、大抵試合の後半になると観客が怒りだして、野次と罵声、口笛が飛び交い、いろんな物がコートに投げ込まれるのが常でした.

ブラジル人の習性として、その他の勝敗やポジションに関係無く、どんな試合に措いても勝たないと気が済まないようで、例えば予選リーグ等で、決勝進出確定した後の消化試合でも負ければ怒り狂います.

クリチバ市内 4 個所の球技場全てに共通する点で、他の地域に見られない特徴としては、まず、球技場内でビールが販売されている事が挙げられます.飲んでも暴れる人が少ないのでしょう.次に女性、子供の数が非常に多い事も大きな特徴です.物心付く前からユニフォームを着せられ、親に肩車されて球技場へやってくるので、学校へ上がる頃には、すっかり根っからのファンになってしまうようです.特に Couto Pereira では家族連れとカップルが非常に多く、日本の公園と同等の扱いのような気がします.また、夜の試合では、会社帰り姿の人も多く見られます.



1998 - 2000

Retorno