Arena da Baixada ( アレーナ・ダ・バイシャーダ ) は、1999 年の 6 月にクリチバ市内の高級住宅街 Batel 地区に完成した Clube Atlético Paranaense のホームスタジアムです．これの完成により、閑静な Batel 地区が一気に混沌の坩堝と化しています．

この球技場は一部未完で、小学校が隣接しており、球技場の騒音が学校を直撃しています．未完ながらも非常に設備は整っていて、内部に 20 以上のファーストフード街が有り、食べ物等は非常に充実しています．現在の収容人数は 28,000 程、完成した際には 50,000 程の収容になると言われています．

ブラジル初の欧州式球技場と言われていますが、ビル 12 建てとほぼ同じ高さの 2 階建ての観客席では、どの位置からでもコートの中が良く見る事が出来ます．新しい球技場のためか、入場料は高めで、全国規模の試合では一般席 R$ 15、特別席 R$ 50．州大会でも一般席で R$ 10 取られます．

Atlético/PR は、Coritiba FC とは対照的に、ホームゲームに非常に強いチームで、このスタジアムでの負け試合は殆どありません．球技場の収容人員が若干少ない事も有り、試合の規模に関わらず、殆ど満員となります．

このチームの応援団の最大の特徴は多彩な応援歌で、応援団だけに限らず、観客が一体となった応援歌は、球技場の高い壁の効果もあり非常に良く響きます．私はサンパウロやリオのチームも見に行った事は何度もありますが、程よい球技場の大きさも関係しているのでしょうが、このチームのように、数万人が一糸乱れず歌ったり応援する光景を他では見た事がありません．応援だけなら、ブラジル内でも他に類を見ない迫力が有ります．

また、このチームは若干ファンの柄が悪い事でも知られ、そのため若い女性のファンが非常に多い事も特色です．Couto Pereira ではカップルで来る観客が多いのですが、ここへはちょっと悪ぶった女性同士のグループが多く見られます．

Couto Pereira 、Arena da Baixada 共にセントロから歩いて 10 - 20 分の場所に在るため、試合のある日には、街中でユニフォームを着た人を多く見かける事が出来ます．



1999 - 2000