2005/ 9/ 1 - 30
2005/ 9/30(晴)
・生命保険の人に誘われて、焼肉パーティーに出かける.新宿勤務の後輩も誘い、新橋待ち合わせとするが、時間が余ったので有楽町から歩いて行く.山手線の東側は秋葉原以外は殆ど未開で、有楽町近辺もこの前来たのは 1-2 年前のような気がする.歩いているとさすが東京と思わせるような洒落たレストランが並んでいてちょっとびっくりだが、道行く人の平均年齢が新宿よりも 10-20 年寄りなので、まあ許す事にする.高速高架下のモールに入り、ふと 2 階に行くとたまたま偶然フジフィルムのギャラリーが有り、アメリカのデスバレーの写真展をやっていた.見た途端に昨年冬に行ったシルクロードと全く同じ光景だったので、いやこれはと思い丹念に見て回る.説明を読むとこのデスバレーも西半球で最も低い海抜海面下の土地で、夏は極端に暑いため観光シーズンは冬となっており、年間の平均降水量が 0 mm ということで火州と言われるトルファン付近に条件が極めて似ている.ちなみにトルファンも 7,000 m の天山山脈に囲まれながらも海抜マイナス 200 m と世界で最も低い土地だが、塩湖の様子も岩石砂漠の岩の色もトルファンもデスバレーも全く同じ感じだ.今度デスバレーにも行ってみなくては.
・焼肉パーティーに誘った後輩はバイキングの王ともいうべき強者で、昼のバイキングではカレーライス山盛り 2 杯と焼きそば山盛り食べ、更にデザートも食べ捲くりなので、こういう場所にはうってつけだが、延々と最初の 1 時間は肉ばかり食い続けている.体は大丈夫かと聞いてみると、昼のバイキングは昼休みの時間が短すぎて腹いっぱい食べてない等と言い出し、その後もまるでわんこ蕎麦状態で食い続けている.漸く肉を止めたと思ったらアイスクリーム 2 個とケーキ 3 個食べ、保険の人が未だ食べるかと聞いたら、更にアイスクリームを 2 個平らげて満足至極の様子だった.彼を選んだ私の目に狂いは無かったという感じだが、改めて恐ろしさを感じてしまった.
2005/ 9/27(晴)
・アメリカではカトリーナに続いてリタという台風が連続でやってきて、ニューオーリンズは再び水没したようだが、その関連でツボに嵌ったニュースがでていた.カトリーナが来た際に米軍基地より軍用イルカが逃げ出したらしいが、イルカ達は毒矢を備えており、ダイビングスーツ姿で泳いでいる人をみると毒矢を発射するように訓練されているそうだ.毒矢は睡眠薬で致死薬ではないという事だが、潜水中に眠らされたら死んだも同然のような気がする.というよりさすが米軍は武器の研究範囲もやたらと広い感じだ.アメリカの動物愛護教会も煩そうだが、このニュースには即座に反応しそうな感じだな.
2005/ 9/24(雨)
・いつの間にやら関東に台風が接近してきている.せっかく休日に接近してきたということで、今日は江ノ島に波でも見に行く事にする.ただ、天気予報を見ると、未だイマイチ接近度合いが足りないようで、台風中継恒例の足摺岬の大波のようなのは期待できないかも知れない.
・小田急で片瀬江ノ島に行くと、風はさほど強くないが雨が激しく、島まで歩くと傘を差してもずぶ濡れになってしまった.適当に店に入って海鮮定食を食べるが、無茶苦茶値段が高い割には全然全くイマイチだ.雨にも関わらずどの店も混んではいるのだが、はっきり言って函館や鳥取のような味や値段を期待をするだけ無駄という感じ.
・食べ終わってヨットハーバーの方に波を見に行く.台風接近という事で浜はサーファーが蟻の如くうようよ浮かんでいるのだが、オーピーと言うのか良く知らないが、一人乗りの小型ヨットもヨットハーバーの近くの海面でうようよと練習をしており、そのうちの何艘かが遥か彼方見えないくらいの沖まで流されている.波は高くは無いのだが、緩やかなうねりが発生していて、それが時々防波堤にぶつかると灯台の高さくらいまで波が吹き上げるので、ナカナカ見ものだ.風向きが陸から海方向なので、間近で見ても波を被らずに済むが、それでも時々ちょっと怖い感じがする.海上にこれだけ遊びの人が出ているということは、台風の影響もまだまだ弱いという感じで、明日なんかはもっと激しい波がみられるだろう.それにしてもこの雨の中でも観光客が多いのはさすが江ノ島という感じ.
・江ノ島からは江ノ電に乗ってとりあえずは鎌倉まで出る.先ほどの食事が不満だったので、駅前の鳩サブレの店の 2 階にある直営喫茶店に入り、ホットサンドを食べるが、強烈に美味かった.江ノ島で変なもの食べるんじゃなかったと反省.雨も降っている事なので、食べ終わったら JR に直ぐ乗って秋葉原に行く.今日のニュースで秋葉原のヨドバシカメラは 4 日で 100 万人の入場者があり、客が多すぎて商品が見れないという苦情もあったと載っていたが、この愛知万博も超える入場者のヨドバシカメラに行ってみる.とりあえず上から下までさらっと見てきたが、私にとっては新宿西口店で充分という感じだな.ただ、これだけの客が秋葉原に来る以上、在来店もこれらの客を立ち寄らせる工夫をすべきだろう.
2005/ 9/23(晴)
・先週壊したカメラを修理するため新宿に行く.新宿西口の Pentax フォーラムに行って、まずは LX とポジを渡して状況を説明し、ついでに持ってきた *istDs の CCD 清掃もお願いする.1 時間くらい掛かるとの事なので、次に Nikon に行って連れの newFM2 の清掃を依頼するが、Nikon は客が多いのに係員が少ない事と、客もやたらと絡んでいる所為もあって受け付けするのに 30 分以上掛かってしまう.これも出来上がりは 1 時間後という事で Pentax フォーラムに戻り、*istDs を引き取り、LX の見積もりを貰ってくる.底盤カバーのゆがみを取るだけで良ければ簡単だが、ダイキャストまで歪んでいるとダイキャストが折れてしまうかもしれないとの事.まあどちらせによ私には手も足も出ない話なので、好きなようにやってもらう事にする.見積もりでは 18,000 円で 3 週間ほど掛かるということで、来月半ばに出費が確定だな.
2005/ 9/19(晴)
・昨晩ご飯で隣に座っていた九州から来たおばさん 2 人組は早朝に出発していたが、他は割とゆっくりとしている.おばさんたちは昨日は清里から県境尾根を登って赤岳山頂に行き、そのまま夏沢峠で来、今日は蓼科山まで行くと行っていたが、昨日 1 日だけで私の 2 日間のコースより長くてハードだ.化け物じみた体力だと思っていろいろ聞いてみると、やはり毎週末 10 時間ほど山に行って歩行訓練をしているらしい.私の場合そもそも清里から県境尾根を登ってその日のうちに赤岳山頂まで着く自信も無い.昼ご飯も私のようにコーヒーを沸かしたりせずに、行動食でチョコや乾パンを食べていると言っていたが、八ヶ岳なんかよりアイガー北壁の方が似合っている感じだ.私や若者 2 人組みがももんがを見るのが目的で八ヶ岳に来たと言うと、東京近辺の人はそういう行程が組めて羨ましい等と言っていたが、私が思うに彼女たちが東京近辺に住んでいたとしても、こういうのんびりした行程を組むとは思えない感じだ.
・やまびこ荘は稜線に建っている為夕日も朝日も見れてナカナカ良かったが、水が無いようで、おばさんたちは 500mL を 400 円で買っていた.天望荘みたいなのは特殊としても、例え稜線上の小屋であっても、普通は宿泊客は 500mL くらいは無料で分けてくれるものなので、余程水が無いらしい.昨日の水の余りを大切に使うためにも朝ご飯の時にお茶をいっぱい飲んで出発する.
・最初は根石岳だが、その直下の稜線には根石小屋が建っている.ここは水が豊富なようで、展望風呂付きという看板が立っている.50m 程登れば根石岳山頂に着き、また小屋の周りも広々としているので、朝日や夕日、星を眺めたりするのにこの小屋の立地はかなりよさげな感じがするので記憶に留めておく.根石岳から天狗岳までは北八ヶ岳らしくない岩稜の明るい稜線が続き、山頂は見晴らしが良くて気持ちが良い.ハイマツにはホシガラスが多く生息していて飛び回っているが、これを雷鳥と間違えている人も結構多い感じだ.
・天狗岳の山頂でも 1 時間ほど休憩するが、だんだんと雲の量が多くなってくる.まあどうせこの先は針葉樹林帯に入るので、ここまで晴れてくれれば充分という感じ.天狗の奥庭を通って黒百合ヒュッテに着いて昼ご飯にする.ここはキャンプ場も併設されているので水場があると思ったが、なんとここも水が無くてペットボトルのミネラルウォーターを 350 円で買ってくれと言われる.メニューを見るとラーメンが 550 円だったので、水を買って作るよりもそっちを食べちゃえと思い、水は止めてラーメンを頼む.値段と場所からの予想に反してラーメンは野菜や山菜が沢山入っていてナカナカお買い得な感じだった.
・ここからは渋の湯に下りるが、最初の 40 分ほどは北八ヶ岳らしい苔生した針葉樹林帯を歩く.私の古い地図やバスの時刻表の表記では、これから行く場所は渋の湯という名前なのだが、新しい標識を見ると全て渋の湯ではなくて奥蓼科となっている.渋の湯に降りて観察すると、2 件ある温泉旅館の 1 件の名前が渋の湯なので、地名を表記するに特定の旅館名を使わないように変えていっているのだろう.渋の湯で温泉に浸かるが、相変わらず真っ白な硫黄泉で、汗は流せても今度はおならのような臭いが付いてしまう.私は強引に頭まで洗ったので、全身からこの臭いが立ち上っていたであろうと思われる.
・バスで茅野まで降り、電車までの 1 時間で駅前のショッピングビルでご飯を食べ、特急あずさに乗って帰る.反対方向の電車が春日居町駅の事故で 35 分遅れているとアナウンスしていたが、私の乗った電車も茅野では遅れは無かったものの、だんだんと遅れていって八王子には 25 分の延着となる.まあ帰るだけなのでその程度の遅れは支障は無い.
・今回の山行きでは、3 日目の今日に天狗岳から降りるときにザラ場で滑って手のひらに怪我をし、ちょっと不本意な感じだ.それと今朝、三脚に立てたカメラを倒し、またもやどこかがひん曲がったらしく、裏ブタの締め具合がイマイチ不安だ.無理矢理裏ブタを閉じて使っていたが、明日現像に出してフィルムに光が入ってたら嫌だなー.いずれにせよまた修理行きか.
2005/ 9/18(晴)
・日の出は 5 時過ぎだが、4 時過ぎから小屋の中も早出組みなどで騒然としてきたため、起きて外に出て日の出を待つ.下の方に薄く雲が掛かっていてイマイチ日の出位置が分かり辛いが前方の山の切れ目の思ったより低い位置から太陽が上ってきて意表を衝かれる.朝ご飯もバイキングで好きなだけ食べ、その後カメラと水だけ持って赤岳山頂にとりあえずは登ってみる.山頂小屋から降りてくる人や天望荘から登る人などで道は混んでいたが、途中で日本代表の 4 人組みに会ったので聞いてみると、昨晩は山頂小屋に泊まったそうで、どうやら無事に到着したらしい.快晴の山頂で 30 分ほど過ごすが、私は赤岳 3 回目を含む八ヶ岳のピーク 7 回目くらいで初の晴だ.ちなみに過去 2 回の赤岳山頂はいずれも雨で足元しか見えない状態だったので、今回漸く晴れてくれてかなり嬉しい.天望荘へ下る途中に 3 人の子供を連れた男の人とすれ違う.この家族とは昨日行者小屋への道で追い抜き、天望荘で一緒になったのだが、2-3 才の男の子と女の子、そして小学校 2-3 年程度の女の子をおとうさんが連れてきていて、彼は 70-80 L もあるような巨大なリュックを背負って来ている.小学校の女の子は自分がリーダだと言わんばかりに先頭をさくさくと登って後ろを待ち、幼児 2 人はお父さんに手を引かれながら登っているが、誰も全然嫌そうじゃないのが凄い.
・天望荘に戻って荷物を持ち、横岳に向かう.この時にそれまで空で来た水筒に 1.5L の水を入れ、500mL のペットボトルにも水を入れて出発したが、これが大正解だった.この日の途中に水は無い事は分かっていたが、結局この日の途中どころか翌日夕方に渋の湯のバス停に着くまで水場は全く無かった.
・横岳は岩場が続き、すれ違いや或いは岩場に弱いおばさん連中に引っかかると途端に渋滞してしまうが、それも程よい休憩となって楽に通過できる.あちこちの山頂やピークでは携帯電話を使う人が大勢居るが、場所に因って繋がったり繋がらなかったりしているようだ.私は自分の PHS は電池が 1 日も持たないので持って来ずに、業務用の au の携帯を持ってきていたが、これもアンテナは 3 本立っても繋がったり繋がらなかったりする.それよりも稜線上であちこちの電波を拾ってしまうため、電池が信じられないほど早く消耗し、1 回しか使っていないにも関わらず午後にはバッテリー切れとなってしまった.普段なら 3 日くらいはバッテリマークはフル状態なので、このような地形では余程激しく電池を消耗するものらしい.
・昼過ぎに硫黄岳の山頂に到着する.ここは南西側が崖、北東側は爆裂火口の大岩壁になっているが、その間の稜線と山頂は至って穏やかな高原状態となっているため、皆さんゴロゴロと昼寝をしている.やまびこ荘までは 1 時間弱で到着なので自分も小一時間休憩し、いい加減暑くなったので夏沢峠に下る.14 時前に夏沢峠のやまびこ荘に着き、受付を済ませて荷物を置き、外に出てコーヒーを沸かして飲む.
・17 時に夕食だが、今日の晩御飯はカレーと肉じゃが.疲れた時にカレーは食べやすいのでありがたい.同じ北八ヶ岳の高見石小屋でもそうだが、ここやまびこ山荘も電気の無いランプの小屋で、常連がお酒の差し入れを持ってきて皆さん食後にうだうだと飲んでいる.今日の泊まりは 17 人程度のようだが、そのうち自分の他に若者 2 人組と 3 人の家族連れがももんが目当てに来ているようだ.石油ランプは非常に暗くて見辛いが、18 時頃に窓の直ぐ外の餌台にももんがが登場した.皆さん窓にへばりついて様子を眺める.懐中電灯で照らしても慣れているので逃げないが、何匹かが入れ替わり立ち代りやってくるものの、なかなかこちらに顔を向けてくれない.そのうちにやまねもやってきてひまわりの種を食べ始める.餌台は地面からは結構高さがあって、ももんがは空を飛べるので近くの木から簡単に飛んでくるのだが、やまねは下から一生懸命に上って来るのだろう.この小屋は部屋の片隅の上部に小さな穴が開いていて、屋内までももんがややまねがやってくるらしく、昨晩も入ってきて中で餌を食べていたということだが、今日はナカナカ中に入ってこない.一度ももんがが部屋に入ってきたのだが、直ぐに出て行ってしまってじっくり見れずに残念だ.それでも間近でももんがとやまねを見れたので満足して寝る.
2005/ 9/17(晴)
・朝 5 時半に起き、さっさと準備を済ませて八王子 7:01 発の特急あずさ 71 号に乗る.車庫の奥底から出てきたような随分と古い車両でなつかしさを感じさせる.休日の中央線は普通列車も特急列車もそうなのだが、今回乗った特急も南小谷行きということで、満員の車両の 9 割は登山客だ.茅野では思ったほどには降りずに、バス停でも前の方に並ぶ事が出来たが、その 10 分後に到着したあずさ 1 号からは怒涛の如く人が降りてきて、行き先別に別れた 4 つのバス停は全て長蛇の列になる.あずさ 1 号の方が所要時間が短いので本当はそれに乗りたかったのだが、指定席は遥か前に売り切れていたため、臨時特急のあずさ 71 号の指定席を買ったのだが、バスに楽々座れた事を考えるとラッキーだったかも.
・美濃戸口では山頂の天候が掲示されていて、気温は 6 度となっている.甲府が 32 度だからそれに比べると結構寒そうだ.美濃戸口から行者小屋まで 3 時間ほど歩く.途中で日本代表のユニフォームを着た 4 人組みのやたらと威勢の良い若者に抜かれるが、途中で彼らはへばっていて、結局行者小屋に着いて 30 分ほど休憩している間には辿り着いていなかった.今日中に何処まで登るのか知らないが大丈夫かいな.行者小屋からは地蔵尾根を登って天望荘に行く.この道が最も急斜面だが、コースが短いので結局は他のコースよりもまだ楽に登れる.天望荘は赤岳山頂から 200m 程下った稜線上にあり、やたらと風が強く、小屋の屋根には風力発電の飛行機が 10 機ばかり取り付けられている.午後からは曇っていたので展望は無いが、低気圧の雲ではないので、日没後には晴れるだろうと予測を立てる.受付を済ませて部屋に行くが、この小屋は大部屋に番号が打ってあって封筒型の寝袋が並べられていて、とりあえずは 1 人分のスペースは確保されている感じだ.受付時にコップと夕食券を貰うが、夕食は 3 番目で 17:45 から、驚くべき事に稜線の小屋にも関わらず水とコーヒーが飲み放題で、かつ風呂まである.雨水は一滴たりとも逃さず溜めるような屋根構造になっているが、毎晩風呂まで使えるとは余程集水能力が高いのだろう.晩御飯はバイキングとなっていて、そこそこまともな料理を食べ、試しに風呂に行ってみると 5-6 人が一度に入れる程度の五右衛門風呂だった.ちょっと温かったがそれでも随分とマシだ.
・日没は見られなかったが夜に外に出てみると、予想通り雲は切れて 14 日の月と星が出ている.気温もかなり下がってきたが 20 時に消灯なので 19 時半頃に部屋に戻って寝る.が、今日はほぼ満員という事もあり、また寝袋は薄さの割には保温性が高いため、21 時頃には蒸し焼き状態になって目が覚める.ズボンを脱ぎ下着だけになるがそれでも未だ暑い.結局寝袋から脱出してそのままごろんと寝てしまう.
2005/ 9/13(晴)
・9 月に 2 回有る 3 連休のうち、どちらかで八ヶ岳に行く予定だったが、23 日の方はマンションの管理組合の集まりがあるので、今週末に行く事にする.目当てはやまびこ荘のももんがで、窓の外に設けた餌台に野生のももんがが登場するらしい.いろいろ地図などみていると、やまびこ荘というのはちょっと場所的に中途半端でコースが組みにくいが、いろいろ考えた挙句に、朝一の特急で茅野に行き、美濃戸口から八ヶ岳に入って赤岳山頂泊、翌日に横岳と硫黄岳を通ってやまびこ荘、3 日目は天狗岳と唐沢鉱泉を通って渋の湯に出るのがよさげな感じだ.初日の泊まれる場所は赤岳鉱泉、行者小屋、赤岳山頂小屋、赤岳天望荘あたりで、どこも爆発的に大混雑してそうな感じがする.天望荘が場所的に最も中途半端な場所にあるので、ここが一番マシかな.
・ネットで空席状況を調べると、昼まで未だ余裕のあった八王子 7:01 発のあずさ 71 号の席の残りが少なくなってきている.大体連休午前中の中央線下りは殆ど席は取れないが、この電車は臨時列車だし、その後のスーパーあずさに比べて速度も遅く、松本までしか行かない事もあって辛うじて席が残っている.昨日新宿でビ券屋でビ券を買って駅で指定を取ろうと思っていたのだが、帰りが遅くなってビ券屋が閉まっていた.今日も遅くなりそうだったので、とりあえず定時後に飯田橋液のみどりの窓口に行って、八王子からの指定席だけを買っておく.残り 10 枚と言われたが結構やばかったな.
・Ricoh から GR-1 Digital が発表された.前々から気になっていはいたが、いつでるか分からない事もあり、結局は別のデジカメを使っているのだが、ネットのインプレを見ているとそれなりに欲しくなるな.フィルムカメラの方の GR-1 は 2 台持っていて、1 台目はブラジルで表面が磨耗してボロ雑巾の如くなるまで使い倒し、壊れて修理に出したのだが、イマイチ動作が粗い感じが残っている.2 台目もブラジルで結構使ってやはり壊れて修理に出して直しているのだが、マグネシウム外装の割には意外に華奢な感じがする.G パンの前ポケットにいつも入れてたから余計な負担が掛かっていたのかな.今度のデジカメ版は、レンズに関してはえらく念入りに説明されているようだが、果たしてボディ剛性とかはどうだろう.思ったより大きくて重そうな感じは受けるのと、800 万画素というのがちょっと気に掛かる点だ.デジカメはフィルムカメラと違って、レンズだけ鍛えれば良いというものではなく、CCD/CMOS も同様に大切だから、できれば同じ CCD のサイズで 600 万画素くらいに押さえておいた方が画質的には有利だと思われるが、2 年間モデルチェンジしないためには 800 万画素のスペックが必要だったのだろうか.まあ来月に実物が店頭に出たらいろいろさわってみよう.
2005/ 9/11(雨)
・ブラジルメンバーの集まりが新宿であった.前回やったのは確か 2 年前だった記憶があるが、いつの間にやら随分と子供が増えて賑やかだ.同じ会社で働いていても、普段は顔も見ない人もいるから、こういう機会は貴重だな.
2005/ 9/10(晴)
・青春18切符が 1 回分余っていて、何処に行くか決めかねた挙句に午後から甲府にほうとうを食べに行く事にする.高尾から小淵沢行きの電車に乗ると、空いていそうな時間帯なのに意外に混んでいて、隣に座ったカップルも青春18切符を持っていた.甲府に 15 時頃に着くが、改札でも結構青春 18 切符の人が多く、今日が有効期限の最終日という事で消化に乗っている人も多そうな感じだ.甲府には何回も来た事があるが、駅の横の甲府城には行った事が無かったので、歩いて行ってみる事にする.今日は Pentax *istDs を持ってきていたのだが、なんと電池を入れてくるのを忘れたので、甲府駅で降りてダイソーを探すがらしき店は見つからない.とりあえず先に駅前のほうとう屋に入ってほうとうを食べ、城まで向かうが途中も手ごろな店が無い.止むを得ずコンビニで単三アルカリ乾電池を 4 本買うが、450 円もしている.普段使っている Ni-MH 電池だとコストは殆ど掛からないし、アルカリ電池といえども普段はダイソーで買っていて 4 本 100 円だし、カメラ屋で買ってもそれなりに安いから、定価で買うととてつもなく損をした気分になる.
・甲府城は天守閣は無く、石垣と公園だけが残っているが、何となく最近復活させたような感じで小奇麗に整備されている.天気予報は雨だったが綺麗に晴れていて、今年の見納めかもしれない入道雲が見えている.ほうとうも食べて城も見てとりあえず満足したので電車に乗って帰る.せっかく甲府に来て城まで見たという事で、駅からの帰りにレンタルビデオで風林火山を借り、帰ってから見る.
2005/ 9/ 7(曇)
・台風後は非常に綺麗な夕焼けが東京でも見れるのだが、今日もサッカーを見るために定時後ダッシュで帰る際、電車の中から群青に透き通った空に雲が朱色に染まって見えた.新宿に着いて急いで地上に上がるが、その頃には殆ど終わっていて残念.台風後は空気中の埃などが無くなって、あんなにも綺麗な空になるのだろう.
2005/ 9/ 6(雨)
・台風 14 号がいよいよ九州n上陸した.仕事中にネットで降水レーダーを見ていたら、四国の山間部は一日中最大雨量を示す真っ赤な色が付いている.これで水不足も解消されたかと思ったが、帰ってから見てみると昨朝 0 % だった早明浦ダムの水位は、昨晩には 2.3% となり、今朝 7 時で 9.7%、20 時には 100% を突破した.連続降水量 800mm の凄まじさだ.テレビを見ていると宮崎に至っては 2 日間で 1.3m もの降水量があって町中が濁流と化している.一昨日に東京では 100mm の降雨で洪水となり、死者まで出て大騒ぎだったが、土や草の地面が少なく都市型洪水の起きやすい東京で宮崎鹿児島や四国並の雨が降ろうものなら、台風慣れしていない東京は完全に壊滅するだろうな.ちなみに会社の傍に神田川放水路があり、いつもは水面が 7-8m くらい下にあるのだが、一昨日の雨では相当水位が上がったようで、浚渫船用の浮き桟橋の止め綱が、係留柱の上部に引っかかって、鉄とコンクリートで出来た浮き桟橋が 45 度くらいに傾いて半分沈んでいる.係留綱用の柱は直径が 70-80cm 程、高さが数メートルの鉄筋コンクリートの柱なのだが、浮き桟橋が水位の上昇と共に浮き上がり、綱もそれに従って上部に移動したが、水位が下がるときに綱がずり落ちずに、結果浮桟橋が宙吊りになって傾いてしまったようだ.ちなみにこの太い鉄筋コンクリートの柱も、思い切りひん曲がっている.いやはや自然の力は恐ろしい.
・台風といえばアメリカのカトリーナも、台風後の惨状がだんだんと明らかになってきている.救助の人や復旧の人が撃たれるなんて殆ど北斗の拳の世界で、とてもじゃないが二十一世紀の先進国とは思えない.排水作業も始まっているらしいが、ミシシッピ川といえばワニの巣窟というイメージがあり、きっと人の居なくなった街中にワニがうようよと潜んでいるに違いない.20 万人の被災者を受け入れたヒューストンも、いきなり失業者が 20 万人現れたわけだから、治安が悪化するのも時間の問題だろう.ここ数年アメリカ南部はかなりやばそうな感じだ.
2005/ 9/ 4(晴)
・天気予報は雨だが、青春18切符の消化も兼ねて勝沼にぶどう狩りに行く.2 年前に来たときは折畳み自転車を輪行し、勝沼は自転車で周ったが、今回は町民バスを使うことにする.勝沼駅からぶどうの丘までは直線距離だとたいした事は無いが、一旦降りて丘を登り返すので安易にバスを使ってしまう.ぶどう丘ではワインの試飲なども出来るが、私は飲めないのでそもそも味がわからない.ぶどうの季節という事で人はかなり多く、駐車場も広いにも関わらず車は下から延々と駐車場待ちで行列を作っている.
・ぶどうの丘の次はマンズワイナリーに行く.見学コースを見た後に売店&試飲コーナーがあるが、ぶどうの丘では地下のワインセラーで飲むためには 1,100 円の金属製の貝殻型のコップみたいなものを買わないとダメなのだが、ここはプラコップが置いてあるので、完全無料で皆さん激しく飲んでいる.ここの駐車場も満杯だったが、ただ酒には人が寄って来るのだろう.
・再びバスに乗って途中の適当なところに降りて、ぶどう狩りをする.この辺り一体はどこもかしこもぶどう畑でぶどう狩りがあるので、そもそも選ぶ基準なんて無いのだが、とりあえずたまたま降りたバス停から歩いて最初にあったところに入る.ぶどう狩りをすると店の人に言うと、適当なぶどうの盛り合わせを持ってきてくれて、とりあえず全部食べる.狩りたい品種を聞かれるので、よく分からず巨峰と甲斐路と言うと、お兄さんがぶどう畑まで案内してくれた.適当に食っていいのかと聞くと、どうやらこちらが何か勘違いしていたようで、ぶどう狩りというのは、好きなぶどうを自分で畑から摘んで持ってきて、それを買う事らしい.食べたいのなら店のテーブルでどうぞと言われた.確か 2 年前に初めて行ったときは、畑の中で食べた記憶があり、逆にお持ち帰りのは店に並んでたやつを買ったような気がする.ぶどう園にもいろいろな流派があるのだろう.お兄さんは誤解させてすみませんと謝っていたが、さほどこだわってた訳でもないので全然 OK だ.2 年前にも感じたが、ぶどう園で狩ったり買ったりするぶどうは、スーパーで買うのに比べて格段に高い.巨峰だと京王ストアでは長野産のが 500g くらいで 400 円弱だが、今日は巨峰と甲斐路 2 ふさ 1.3Kg で 1,900 円だったからグラム単価は倍くらい違っている感じだ.まあ、店先のぶどう棚の下で好きなだけ食べれるとか、自分で選んで持ち帰れるとか、そういう部分に付加価値があるのだろう.というか東京方面から大挙して人が訪れて、地元で買うより遥かに高いぶどうをこれでもかとばかりに買っていく姿が腐るほど見られるという事は、この価格設定にさほど不満は無いのだと思われる.歩いて駅まで行くつもりだというと、マイクロバスで送ってくれた.他の客も話を聞いていると常連のようで、こういうところでのんびりして、帰りにぶどうをお土産に持って帰る、といった雰囲気だ.ぶどう狩りというものはイチゴ狩りとは言葉は同じでも、イチゴ狩りのように畑で自己の限界まで食い尽くすというものとは随分違うようだ.
・勝沼駅は塩山より東京寄りなので、電車は既にハイキング客で一杯になっている.一番後ろの車両で漸く空き席を見つけて座るが、隣のボックス席ではハイキング帰りのジジイバアバどもが大宴会を行っていて、イカくんやらなんやらの臭いが充満している.次の駅で離れた位置が空いたのでそちらに避難するが、もうたまらんなー.中央線普通列車で私が一番気に入っている点は、やたらと特急の本数が多いので、その通過待ちが多く、ホームに出れることだが、早速勝沼の次の甲斐大和で 2 本の通過待ちで 10 分停まる.皆さん一斉にホームに出て寛いでいるが、今日は天気予報が外れ一日いい天気で気分が良い.相模湖駅でもまた通過待ちをすると放送が掛かるが、その辺りは大雨が降っていたので車内で寝て待つ.高尾に着いても東京方面は今日は天気が悪かったようで、空が真っ黒だ.高尾-勝沼だと往復の運賃が 1,900 円でなので、一日分の単価が 2,300 円の青春18切符では実は元は取れていないのだが、まあいいかという感じ.まだ 1 日分残っていて、有効期間は今週の土曜までなので、土曜も何処かに行って来ようっと
2005/ 9/ 3(晴)
・最近自転車に全然乗ってなく、ふと駐輪場の自転車を見たら後タイヤが劣化して裂けていて、パンクもしていたので近くの自転車屋に持っていく.昼過ぎに持っていくと、超高齢の店主は暑いから 5 時まで仕事はやらない、置いていけ、何時に取りに来るんだと聞いてきた.タイヤが裂けているので交換して貰いたいんだけど、在庫が無かったら今日出来なくてもいいよ、そもそも店は何時に閉まるのかと聞くと、モノは何でも揃ってる、暗くなったら店を閉めると言うので 6 時に取りに来ると言ってとりあえず去る.客を客と思わない態度だったが、目の前でポックリ逝ってもおかしくないような年齢の人に口答えして本当に逝ってしまっても具合が悪いので、とりあえずはハイハイと下手に出て引き下がる.
・6 時に取りに行くと、いきなりあんたの自転車はどれよ、と聞いてくるので俺が探すのかと思いながらあちこち見渡すと、道路の端の植え込みの中に放置粗大ゴミの如く転がっていた.タイヤが劣化していずれ交換しないとダメだね、とりあえずパンクは直しておいたと言う.うーん、そもそも私はタイヤが劣化したんで交換してくれと言って渡したのに、人の話は全然聞いていないようだ.話がややこしくなるといけないので、そうですねー、今度また来ますねー、等と相槌を打ってとりあえずお金を払うと、いきなり、お前は人のために役立っているのか、と責められ始め、俺は 60 年間この仕事をしながらこの道も多摩川自転車道路も作ってやったし厚生大臣から表彰状も受けた、等と延々 15 分くらい説教を食らう.突然説教を食らうといえば、10 年ほど前の冬に京都の大徳寺に観光で行った時に、住職にお前ちょっと座禅を組めと言われて小一時間本堂で正座させられた事があったが、あれ以来かも.
2005/ 9/ 2(晴)
・アメリカ南部に大型の台風が来ていたのは知っていたが、台風が去った後に堤防が決壊して市内が水浸しになったとは初めて知った.ネットでニュース番組の動画とかをみていても、ホテルが崩れていたり、高速道路が橋脚だけを残して落ちていたり、まるで地震のような破壊力だな.いくら風が強いといっても道路が落ちたりはしないだろうから高波が来たのだろう.それにしても治安が極度に悪化しているようで、映像を見ていてもとてもじゃないがアメリカとは思えない.そもそも来る前に 100 万人避難命令を市長が出しているという事は、この被害は科学的に完全に予想された範囲だと思われるが、復旧にこれだけ不手際が続くとは、貧困層の黒人達を本当は救助する気は無いんじゃないのかという感じも受けるな.夜遅くまであちこちの映像を見ていたが、いつの間にやら日本にも相当巨大な台風 14 号が接近している事も判明した.他人事じゃ無いぞって感じ.
2005/ 9/ 1
- 2005/ 9/30
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