2005/10/ 1 - 31




2005/10/30(曇)
・10 月の週末は結局一番最初のを除いて全部天気が悪かったような気がする.昨日プリンタを買い換えたので、今まで使っていた 4 年前に買った EPSON PM-C890 の処分を考える.写真印刷するともうボロボロだが、普通紙印刷だとまあ見れないことも無い.試しにテストページを印刷してみると、文字の判別も出来ないくらい酷い状態だったので、ヘッドクリーンを 5 回くらい行ったら普通紙へのテスト印刷は綺麗にできるようになった.このまま放置してもまた悪くなるに決まっているので、クリーナーで外見を磨き上げ、近くのハードオフに売り飛ばす事にする.
・私の感覚から行くと、発売後 4 年経ち写真印刷はもうだめで、普通紙印刷でもヘッドクリーンをこまめにやらないと碌に印刷できない以上、もはやジャンク品扱いだが、少なくとも今の瞬間は普通紙印刷は正常に出来ているので、添付品にテスト印刷の紙をつけ、ハードオフまで持ち込む.磨き上げた外観と添付しておいたテスト印刷の紙のおかげで 2,000 円で引き取ってもらう事に成功し、そのお金で向かいのびっくりドンキーでハンバーグを食べて帰る.
・帰ってからモノクロを含めて PM-G920 でいろいろ写真印刷をしてみるが、いやはや全くもって素晴らしい.以前に印刷したやつを全部捨ててやり直したいくらいだ.とは言ってもインク代が高いからあまり無駄に印刷するのは控えなくては.ちなみに印刷する方法は添付されてきたプリント用ツールを始めいろいろあるのだが、いろんなソフトを使って印刷した結果、google が提供する無料の画像管理ツールである picasa2 が最も元画像のサイズを生かした印刷ができる感じだ.

2005/10/29(雨)
・午後から部屋を出て髪を切り、夕方に新宿にプリンタを買いに行く.10 月の新機種が出揃うのを待っていたのだが、EPSON PMG920 の後継機は結局出なかったので、在庫処分は諦めて大人しく買うことにする.この機種はインク代が 1 セット 8,000 円くらいするので結構悩んだが、恐らくコンシューマ向けの機種では画質が最も良いと思われるので、辺なの買って後悔するくらいなら最初からいいやつ買った方が良いかなと思って選んだのだが、ヨドバシカメラで店員がいろいろと比較印刷などをやってくれたのをみると、カラー印刷は Canon の方が自然な色合いで印刷される気がする.但し店頭デモは Canon も EPSON も 7 万円くらいの A3 対応機種でやってくれたのだが、どちらも縦縞などの汚れが見えており、どういう機種を買っても 3 年くらい経つと品質劣化が見られるようだ.
・京王線のホームに着くと、何やら先ほど人身事故があってダイヤが乱れているとかで、やたらとホームは混んでいてナカナカ電車が来ない.20 分待って漸く特急に乗り、聖蹟まで辿り着く.部屋に戻ってパソコンに繋げ、早速適当な画像を印刷してみるが、さすが新品だけあって、汚れも乱れも無く非常に美しいプリントだ.2 年も経つと印刷の劣化が始まるだろうから、A4 くらいに伸ばすやつは早い目に印刷しておいた方が良いかも.

2005/10/26(曇)
・昨日までせっかく晴れていたのに、今日はまた曇り始めて寒くなってきた.それでもニュースなどを見ると今年は秋の気温が高くて紅葉が遅いという事だ.ネットや雑誌の紅葉特集を見ると何処かに出かけたくなるが、せめて週末くらいは天気が良くなってもらいたいものだ.
・定時間日なのでさっさと退社し、新宿西口を暫く物色した後、地下のゴーゴーカレーで食べて帰る.ここは私が食べたチェーン店の中では最も美味いと思われる店で、今日はトンカツとチキンカツとエビフライとウィンナーと卵の乗ったメジャーカレーを食べる.注文が入ってから揚げはじめるので時間は掛かるが、揚げたてが出てくるので問題は無い.メジャーカレーは素のままではご飯が超大盛り状態で、一番初めに知らずに頼んだ時には悶絶死しそうになったので、今日はご飯無茶少なめと言付ける.それでもトッピングの量が半端じゃないので、普通の大盛りを遥かに凌駕する食べ応えがある.この店で最も東京らしいと思われるのは、カレーのトッピングが 5 種類しか無いにも関わらず、サイドメニューに納豆が存在する事で、カレー専門店に納豆が置かれている事自体が驚愕な事に加え、今日も座っている間に納豆の注文が 2 つも入っていて、旺盛な需要が存在する事がますます驚きである.私の隣に後から絵に描いたような暗い雰囲気のお兄さんが座ったが、なんと彼はノーマルカレーの特大盛りに、納豆と生卵のサイドメニューを頼んでいて、私が食べ終わる間近にそれらがやってきた.納豆と生卵は一つの容器に入れられていて、彼は下を向いたまま、延々とその容器をかき混ぜている.私は納豆は隣に座られるだけでも嫌なくらい嫌いなのだが、彼がどうやってそれらをカレーと共に食べるのか非常に興味があったので、残りほんの僅かとなった自分のカレーを、スローダウンしてゆっくりと食べて時間を稼ぐが、その好奇心オーラが伝わったのか、彼はナカナカ食べ始めずに、延々と下を向いて納豆と生卵をかき混ぜている.店も混んでいて待っている人もいるので、見届ける事叶わず後ろ髪を引かれる思いで涙を飲んで店を去るが、非常に残念な思いでいっぱいだ.

2005/10/23(晴)
・昨日は雨で、今日の予報なんて大荒れとなっていたが、朝起きてみると素晴らしく天気が良い.窓の外を見ると雪を被った富士山もくっきり見えているし、寝坊して勿体無い感じだ.部屋の掃除をしていたら今月末で有効期限切れる JEANS MATE の株主優待券が 3,000 円分発掘されたので、近所の JEANS MATE に出かけてみる.特に欲しいものは無いが、とりあえず 3,000 円のシャツを買い、そのまま四谷橋を渡って多摩川沿いを散歩する.今日は天気が良いので自転車やら散歩やら走る人がやたらと多い.河原のすすきの穂がいい感じに生えてきていて秋めいてきた感じだ.
・そのまま下流に歩いていって中河原の中華屋で昼ご飯を食べる.この中華屋は府中から歩いて帰る時には必ず前を通るのだが、やたらと美味そうながらいつも入れずにいたので、漸く入ったという感じだ.サービスメニューは 980 円と高めだが、周りのテーブルをみると、やたらとおかずの量が多い感じで、家族連れなんかは 5 人で 3 つくらいとって食べている.隣のおじさんは 1 人で 1 人前を食べきっていたので、まあいけるだろうと判断し、注文するが美味いのは良いのだがやたらと多くて、せっかく散歩でカロリーを消費したにも関わらず、今日は摂取超過の感じ.

2005/10/21(曇)
・次回の日本代表戦の先行予約を famima.com で申し込んだが結局外れ.今までに一回しか当たった事が無いなー.転売目当てで買う輩も結構いるみたいだから、余程予約倍率が高くなっているのだろう.日本代表カード会員にでも申し込んだらもうちょっとは取りやすくなるのかな.
・紅葉の季節だが、毎週末は天気が悪いので結局何処にも行っていない.天気予報を良くみると、天気が悪いのは関東地方だけみたいだから遠出をしたらちょっとはマシになるのかも知れないが、何だか行く気がそがれて週末になっても出かける気分になれないな.

2005/10/19(曇)
・台風が関東南部を通過していったが、夏の台風のように一過すれども晴れるというわけではなく、なんとなく曇がちの空模様.ここ 2 週間ほど禄に青空を見ていない.夕方に定時間日なので速攻会社を出て、先月八ヶ岳登山中に落下破損させた Pentax LX を修理から引き取ってくる.
・新宿のサービスセンターには 18:15 に着き、カウンターで修理上がりの説明を受けるが、この閉店間際の時間帯も結構修理やら引取りやらで人は来ている.となりの同い年くらいの男の人は *istDs が不具合らしく、この使い方で壊れるというのなら近々また壊すのは目に見えているがどうにかならんのか、等と話している.何だかそのセリフは私も何かの修理の時に言った覚えがある気がするな.途中でやってきたおばさんは、Optio s5 のバッテリ消耗が激しいらしく、修理から上がって一回使って直ってないのでまた持ってきたという感じだった.私が今年手放して親にやった Optio s4 と基本的に同型機だが、手放した理由の一つに、電池の持ちが異常に悪いという点があったのだが、隣の人も同じならば故障じゃなくて仕様だな.同じアルカリ電池を使っても、Optio s4 に比べて Ricoh R1 なんか 10 倍くらい撮影可能だし、やたらと電池を食いそうな一眼レフの *istDs ですら、電池は使い切らなかったものの 4-5 倍は軽く撮れそうな感じだったから、Optio sX シリーズの電池の持ちの悪さはちょっと異常だ.等と周りを観察しているうちに自分の LX も出てきたが、修理時の説明とは違って裏蓋と底面が交換されていた.修理時には叩いて曲げて無理矢理でも直すぞー、みたいな感じのノリで言われていたのだが、まともな技術者がみたら交換せざるを得なかったのだろう.一緒に添付したポジ上では、光漏れしているコマとしていないコマが混ざっていたので、疑わしきは取り替えるべしという結論になったのかも.修理代は見積もり上限の ¥18,500 だったが、図らずも外装交換によってまるで新品状態になってしまった.今年の紅葉は遅いと聞くが、カメラも戻った事だし何処かに撮りに行こうっと.
・20 時 45 分頃に地震があった.週末の地震は震源地に近いところにいたわりには全く気付かなかったが、今回は部屋の中だったので充分に揺れて気付いた.テレビをみると茨城県の鉾田市が最大震度となっていたが、ネットの気象庁提供の速報では鉾田町となっている.調べてみると先週に合併して市となったようで、震度計が設置されている住所情報が、まだ新地名に修正されてなかったのだろう.

2005/10/16(雨)
・ブラジルでポル語を教えてくれていた先生が、春から群馬県の大泉町で働いていて、夏前にも一度遊びに行ったのだが、ブラジルで一緒に仕事をやっていた先輩が未だ行っていないから一緒に行こうという話になり、電車とレンタカーで出かける.彼は横浜から湘南新宿ラインに乗り、私は同じ電車に新宿から合流する.横浜から熊谷までは結構時間が掛かるので、休日は 750 円の追加で乗れるグリーン車に乗る.平日料金の 1,200 円だとちょっと引いてしまうが、1 時間 40 分乗って 750 円だと快適さの割には安い感じがする.
・熊谷には初めて降りるが思ったよりも遥かに都会でちょっとびっくり.駅の中の洋菓子屋でお土産を買って、駅レンタカーに行き予約していた車を借りる.4 千円で借りれる一番小さなサイズで TOYOTA の IST という車だったが、こんな車でもカーナビが付いている.この業界の競争もナカナカ激しいのだろう.私は親がマニュアル車が好きだった事もあり、実家で親の車を乗るときにはマニュアル車ばかりだし、自分でも昔乗っていた CR-X はマニュアル車、ブラジルではそもそも AT 車なんて殆ど存在しないため、乗っていた Peugeot 205 も当然マニュアル車であり、そのような経緯から AT 車の運転経験というのが殆ど無く、エンジンの掛け方からして良く分からない.確か P に入れてエンジンを掛ければ良い筈などと思いながら、同行者に見つからないように駐車場内で、ワイパーとかウィンカーレバーとかエンジンの掛け方切り方をチェックして、いざ出発する.マニュアル車のようなダイレクト感は無いにせよ、最近の車はどれもそうなのかも知れないが、エンジンが小さい割にはそこそこレスポンスも良くて結構走りやすい.
・熊谷から大泉までは 30 分ほどで着いたものの、そこからアパート探しに手間取って結局 1 時間くらい掛かってしまう.部屋にお邪魔してお茶を飲み、前回に行っていない Pantanal というお店で昼ご飯を食べる.ここも客は 100% ブラジル人ばかりだが、先生といろいろ話していると、どうやらこの近辺に大量に住んでいるブラジル人達は三洋電機かすばるの工場で働いているようだ.大泉町が太田市などと合併しなかったのは、企業からの税金が莫大なものであると想像できるが、町もブラジル人たち利便をかなり図っているようで、結構住みやすいみたいだ.前回行った Primavera という店も、今回の店も日本の昼食の感覚から言うと随分とド高い値段だが、工場勤務では月に 40 万くらい貰っているようで、これくらいの出費は余裕で耐えられるのだろう.
・前回はあまり行かなかった町中探検をして16 時頃に戻るが、ラジオで地震速報をやっており、この辺でも震度 3 くらいに揺れたらしい.全然気付かなかったな.熊谷駅に着くと、埼京線、川越線のダイヤが乱れており、10 分後に来るはずだった湘南新宿ラインは全く運行の目処が立っていないという事で、諦めて上野行きの電車に乗って帰る.彼も本来なら熊谷から横浜までグリーン車で寝て帰れる筈だったのに、上野、東京で乗り換えとなって面倒くさそうだが、まあ地震天災関係ならば仕方が無い.
・私は赤羽で埼京線に乗り換えて新宿で降り、イシイスポーツで 20L のデイパックを買って帰る.普段良く使う 20L クラスのデイパックは、結構前からいろいろと物色していて、Millet のと Karrimor のでかなり迷っていたが、結局 Karrimor のにする.デイパックは昔から Outdoor Products、Millet、Millet、JackWolfskin、Uniqlo、Deuter と使ってきていて、中でも使い勝手にダントツに優れていたのが、2 回買った Millet のものだった.Millet も何回かモデルチェンジを繰り返していて、現行の 20L のモデルは以前のと随分違ってはいるが、それでも耐雨性などのチェックポイントは、例え耐水モデルでなくても他のメーカーより明らかに優れた作りになっている.私はフランス製の工業製品というのは Peugeut に乗って以来全く信用していないが、この Millet 製品だけは経験上信頼性が高い.というかアウトドアを知っている人が作っているという事を感じさせる.が、このモデルは今年の八ヶ岳でも使っている人をかなり見て、20L のデイパックで山小屋泊まりの稜線縦走できるという点には感心したものの、ちょっと見かける数が多すぎる感じだった.それだけの理由で止めて Karrimor にしてしまったが、見るからに耐雨性が悪そうなので、雨が降ったときにはちょっと工夫して使わないと、中身が水没しそうな感じだな.

2005/10/15(雨)
・今週もまたもや週末は雨.以前修理に出した Pentax LX が出来上がったので引き取りに行こうと思っていたが、面倒くさくなって結局部屋でゴロゴロする.パソコンの動作が重くなってきたので、昨晩 DEFRAG を行ったところ、ネット接続中にやたらと固まってしまうようになった.IE を上げていると固まる確率が高そうな感じだったので、firefox を入れて、web アクセスはそちらからするようにしてみる.何となくマシになったかも.

2005/10/12(晴)
・一週間ぶりくらいに晴れた.三連休も雨で何処にも出かけず腐ってただけに、久々の青空が眩しい.会社帰りにヨドバシに寄ってプリンタを物色する.今使っている EPSON のプリンタは、4 年ほど使っているが、いつの間にやらかなり印刷画質が悪くなった事と、赤い線がやたらと入り捲くって使用に耐えれなくなったので、今年辺りがそろそろ買い替えの気がする.一応 10 月の新モデル登場まで待っていたのだが、狙っていた EPSON PX-G920 の後継機種は出ないようだ.おかげでラインナップ上の唯一の旧機種である PX-G920 も全然安くならないし、ちょっと迷うところだ.ランニングコストと設置場所を考えるとハンディプリンタの EPSON E-200 もかなり魅力なのだが、万が一の A4 写真印刷することを考えるとやはり A4 対応くらいしていた方がいいのかも.それにしても顔料プリンタはインクが純正しか無いみたいで 1 セット 1 万弱もしてしまうのがきついなー.本体は多少高くても構わないから、インクの値段をもうちょっと下げてもらいたいところだ.

2005/10/ 5(雨)
・日曜日はやたらと暑かったのに、今週は涼しい日が続く.先週でクールビズが終わったので、今週からは慣れないネクタイを締めて行くが、今日からは終に上着まで着てしまった.まあ、10 月だからこれくらい涼しくても良いのかも知れない.紅葉情報を見ると、これでも全国的に暑いらしく、どこも紅葉は平年より 10 日ほど遅いとの事.今週末は何処に行こうかな.
・会社帰りに同僚と飲みに行く.ネットで会社の近くを調べていたら、ジンギスカンの店が新しく出来ていて、誰かがそこに行きたいと言うのでそこにする.行ってみると松尾ジンギスカンを扱う店で、いわゆる普通のジンギスカンとは若干異なるのだが、出来たばかりの店の全然慣れていない店員がやたらと張り切っていて、お客様が作りますか?いや私が作ります、と気合入り捲くりで逆らうのも何なので、大人しく得々と作り方を拝聴しながら作るに任せる.普通のジンギスカンとは違って煙は少ないのだが、それでも食べ終わった頃には自分で自分の臭いがはっきり判るほどに臭いが付く.やっぱりジンギスカンは多摩川の河原でやらないとダメだなって感じ.

2005/10/ 2(晴)
・10 月というのにやたらと暑い.水戸駅前のホテルを出て水戸芸術館まで観察しながら歩く.水戸芸術館では特別展として壁の落書きアートをやっていて、何だかブラジルを思い出してナカナカ良かった.以前 NHK のご近所さんの知恵だか何だかという番組をたまたま見た際に、落書き防止の方法をいろいろやっていたが、落書きも描く側はアートかもしれないが、描かれる側はたまったもんじゃ無いだろう.
・水戸芸術館を出ると小洒落たカフェがあったのでそこで一休みして、今度は偕楽園の水戸美術館に行く.偕楽園の池では黒鳥が泳いでいて、私にとってはナカナカ物珍しかった.美術館から駅に戻り帰りは特急フレッシュひたち号で上野まで戻る.11 両編成で私の乗った車両とその前の車両はガラガラだったが、30 分間隔で 11 両の特急が通るという事は、平日はビジネス客などが結構居るのだろう.水戸は昨晩の試験のついでに来たようなものだが、ナカナカ印象は良く、もう一度来てもいいかもという感じ.

2005/10/ 1(晴)
・今日は土浦花火競技会で携帯電話の接続試験を行うので、11 時過ぎに国勢調査の受取人が来た直後に部屋を出て土浦に向かう.まともに常磐線に乗っていくのも芸が無いので、秋葉原からつくばエクスプレスに乗ってみる.噂通りに極めて速度は速いが、柏のあたりから景色が緑濃くなっていき、田んぼや荒地の中を延々と高架で走りつづける.JR が常磐新線は採算が取れないからといって降りて、第三セクターで開業したわけだが、JR の気持ちも良く分かる.何も無い荒野に突然ピカピカの駅舎が建っていて、結構シュールな感じだ.途中の駅前で木下大サーカスのテントが立っていたが、その駅なんて駅前唯一の人工物がサーカスのテントだ.新聞雑誌などで都心まで短時間で行ける TX 沿線住宅が熱いなんて記事をよく見かけるが、人口減少の日本でこの沿線が流行るとはとても思えないなー.例え都心まで近くても、住んでる場所で何一つ生活基盤が持てない感じだ.畑いじりが趣味の人なら良いだろうけど、スーパーとコンビニと本屋くらいは欲しいところだ.
・つくばからはバスに乗って土浦へ行く.15 分ほど乗って 510 円というのは何だか馬鹿高い気がする.土浦で同僚と合流し花火大会会場へバスで向かう.バスは打ち上げ会場の直ぐ傍で下ろしてくれたが、土手は混んでいるので土手裏の田んぼに陣取る事にする.田んぼといっても既に刈り終わって桟敷席や出店が田んぼの上に建てられていて、シートを敷いて見るのは何ら問題無さそうだ.
・打ち上げ場所のまん前という極めて恵まれたポジションに居ながら、14 時半から 22 時まで花火を横目で見ながらもひたすら下を向いて試験を行う.花火大会ではなく競技会ということで、私にとって珍しい趣向だったが、これはこれでなかなかいい感じで、今度は仕事じゃなくて遊びで来たい感じだ.昼間はトンボがやたらと飛んでいて、傍に止まって餌を食べていたりしたが、トンボの食餌というのはよくよく観察すると結構気持ち悪い.ツーっと空を飛んで戻って来ると、小さなバッタや羽虫を捕らえているのだが、これを頭からバリバリと丸かじりして食べ切ってしまう.小魚が小魚を食べるのも結構迫力があって気味が悪いが、それに似た感じだ.どうも同じような大きさの生き物同士が頭からもう一方を食べるというのは、あまりしげしげと観察しない方がいい感じだ.とか言いつつも食餌中のトンボは動かないので、試験メンバーの皆さんはデジカメで激写しまくっていた.
・花火は 20 時半に終わり、試験も 22 時に終わったので歩いて土浦駅まで戻る.22 時までは会場から土浦駅までの高架道がバス専用道路となっていたため、意外に早く人は掃けて 22 時には誰も居なくなる.川沿いに 2 km 程下るが、延々と土手にはゴミが散らかっていてかなり遠くの方まで人が出ていたようだ.
・土浦という場所は、来るまでは西東京で言うなら調布か府中に類した街だろうと思っていたが、その先入観はいとも容易く崩されて、日本の地方別で言うならば、関東よりもむしろ南東北といった感じだ.中央線方面ではそれほど気になったことは無いが、こっちだと言葉が完全に東北弁で、何だか遥か遠くに来てしまった気分になる.更にいわゆるヤンキー姿の人の密度が信じられないくらいに高く、駅前では何だか珍しくてきょろきょろとあちこちの人を観察してしまった.今日は東京には戻れないので、水戸のビジネスホテルを予約したため、水戸方面行きのホームに降りるが、そこでも割と幅の広いホーム上の遥か彼方まで、大勢の若者達がべったりと座り込んでいる光景はカルチャーショックに近いものがあった.私も結構あちこちに旅行に出かけるし、八王子にもその手の若者は当然居るのだが、その数と密度の高さは信じられないくらいだ.一度じっくりと探検に来てみる価値があるかも.




2005/10/ 1 - 2005/10/31

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