2006/ 5/ 1 - 31
2006/ 5/29(晴)
・梅雨前線の影響とか台風の影響でなかなか晴れない.先週はずっと雨ばかりだったが週が明けて漸く晴れてきた.今週から 6 月という事でそろそろ野山に出かけるのに良い季節になってきたから、せめて週末くらいは晴れてもらいたいものだ.ネットのニュースで、HDD レコーダーを使っている人は、録画した番組を殆ど見ていないという調査結果が出ていた.まさに自分なんかもそれに当てはまり、映画やスポーツ番組を片っ端から録画しまくる割には殆ど見ていないな.今時は DVD-R のメディア単価が 30 円台だから、あまりコストを気にせず録画しまくって DVD-R に焼いているけど、いい加減録画した DVD-R の置き場所がなくなってきた.W 杯が始まると地上波で放送する試合は全部録画してしまいそうな気がするけど、それ以外はちょっと控えめにしておこう.
2006/ 5/24(雨)
・昼休みに後輩と会社の近くのサッカーショップに行って、日本代表のユニフォームを買ってくる.番号無しのレプリカモデルでも 1 万円以上していたが、後輩が買っていた選手着用モデルの番号付きになると 2 万円弱もしている.それでも在庫は直ぐに売切れてしまうようで、彼も予約して漸く入手したようだ.今回の W 杯は時差の関係で、夜中の試合が多いけど、外でユニフォームを着る機会なんてあるのかな.
2006/ 5/22(曇)
・以前にフランスの学者が今月 25 日に大西洋に彗星が衝突して 200m の津波が発生すると発表していた.NASA に頭から否定され、今日再度反論を試みているとのニュースがネットにあった.これを昼休みに読んだときにはそのまま読み流していたが、今日、午前中までは日経平均で 100 円以上値が上がっていた株価が午後に 400 円以上急反落し、日経平均の終値で前日比 300 円近く下がったニュースを見ていたら、やたらとこの彗星衝突との関連を否定する記事が溢れている.そもそもこの 2 つが関連しているなんて思いもしなかったのだが、複数の大手の通信社がむきになって関連を否定しているということは、実際にこの彗星衝突予言が株価に大いに影響したのだろう.皆さん結構この手の話題が好きなんだなー.
2006/ 5/21(晴)
・朝から良い天気だ.週末晴れたのは久々の気がするな.午前中はのんびりとして、午後から調布の神代植物園へ行ってみる.バス道はさほど混んではなかったが、駐車場への車の列が延々と続いており、植物園の中もやたらと人が多い.つつじは既に終わっていて青々としているが、一体何故にこんなに人が多いのかと思っていたら、広大なバラ園で、バラの花が満開となっており、そこにうようよと人が来ている.バラは見た目も鮮やかということで、カメラを持った人達が溢れているが、一眼レフの殆どがデジカメになっている.私も花を撮るのが目的ならデジカメの方が向いているので、そちらを持ってくるのだが、今日は 2 台ある Pentax LX の両方に入れっぱなしのフィルムを使い切る事を考えていたので、重い思いをしながら LX を 2 台持ってきた.ちなみに 1 台は GW の残りで VELVIA 100 が、もう 1 台に至っては 2 月の伊豆河津桜の時の PROVIA 400 が入っている.あまりカメラの中に入れっぱなしも良くないということで、無理矢理撮りきってしまう.
・特にアイスクリームの売店が長蛇の列となっているが、観察したところこれはむしろ係員達の手際が悪すぎる事に原因があるようで、際立って酷い焼き団子売りのお兄さんなんて 1 人分を売るのに 5 分近く掛かっており、10 人ほどの列ですら全く消化される気配が無い.まあ彼らはお客様サービスという言葉から遥か彼方にいるからなー.
・梅園に行ってみると梅の実もすっかり熟れていて、地面に大量に散らばっている.私は木になった梅の実の触ってぱやぱやした感じが好きなのだが、ちょっと時期が遅かったようで残念だ.今日はバラ園で夜にコンサートなどもあるようだが、いい加減人も多くて疲れたので 17 時頃に退散する.
2006/ 5/20(雨)
・昨年から群馬県大泉町に私がブラジルにいたときにお世話になった方が来ているが、来月に帰国するということで、当時のメンバーや家族 6 人で会いに行く.なんだか今日はやたらと蒸し暑いので短パンTシャツで出掛ける.集合場所は長津田という事で南武線と田園都市線を乗り継いで 9 時半に長津田に到着.駅前で車に拾ってもらって東北道を通って館林 IC で降りる.待ち合わせ時刻までちょっと時間があるので佐野厄除け大師に寄ってみるが、意外にも結構人がいて厄払いをやってもらっている.お守りグッズもかなり充実しているので、とりあえずお土産に身体安全のお守りを買っていく.
・昼過ぎに大泉に到着し、シュラスカリアへ行って昼ご飯を食べるが、目ざとい友人が横浜 F マリノスのドゥトラが家族と食事をしているのを発見する.明日ナビスコカップがあったはずなのにと思っていたら、どうやら今は怪我をして休養中らしい.食事後に何かブラジルのものでも買おうとスーパーに寄るが、台風の残骸がちょうど通過中らしく、空は真っ暗で外はものすごい風と雨と雷になっている.店から出られないのでいろいろ物色しながら時間を潰し、ちょっと小雨になった隙に車に乗る.
・帰りはすっかり雨も上がって夕日が差し込み、虹がでている.首都高に入る頃には富士山も見えてきた.雨と風が東京の空気の汚れをすっかり取り除いてくれたようで、空気も澄んできて明日は良い天気になりそうだ.友人とは長津田で別れ、帰りは横浜線経由で八王子を回って帰る.
2006/ 5/19(雨)
・台風 1 号が近づいてきているせいか、今日もまた雨.GW 明けてから碌に晴れてない感じだ.昼休みに近くのサッカーショップを覗いてみると、ちょこちょこと皆さんがユニフォームを買っている.昨日行ったという後輩の話だと、背番号が発表されたこともあって、昨日の夕方はレジに並ぶ人の列が店内を埋めていたらしい.私もそろそろ買わなきゃならないが、給料が出たら昼休みにでも買いに行こう.
・会社帰りにダイソーに寄って、ドリル用の角度の浅いダイヤモンドやすりを買う.その際に先の細くなったペンチも発見し、これで勝負はついたと思いながらそれも買って帰る.部屋で早速電池蓋の穴を広げ、買ったばかりの先細ペンチを突っ込んで気合を入れて回すと、なんと蓋はびくともせずにラジオペンチがひん曲がってしまった.電池室には電池が入ったままで、電池ごと穴を開けたので、水銀と思われる液体金属も流れ出てくるし、これはどうもギブアップした方が良さそうだ.買った日から毎日潤滑油をこの部分にさしていたのだが、それでもこのざまということは単にさび付いた程度に留まらず、底板と電池蓋が完全に一体化してしまったのかもしれない.
・底板はとりあえず置いといて裏蓋のヒンジ部分とミラーボックス内のモルトを張り替えることにする.- の精密ドライバーで古いモルトを剥がし、東急ハンズで買った糊付きのウレタンスポンジを適当なサイズに切り取り、剥がした部分に貼ってやってどうやらそれっぽく直った感じだ.昨日から放っておいたレンズを組み直すべく、ペンチで鏡筒の形を慎重に整え、歪んでそうなところのねじ山は悉く削りとり、銘板をぐりぐり回すとどうにか嵌った.
・底板と電池に関しては、対策は 2 つ考えられ、一つは再度底板と電池蓋に問題の無いジャンク品を買ってきて、そこから部品を調達して穿き替える事.これが最も簡単だが練習用に買ったこのジャンク品に対して負けを宣言したような感じで、ちょっと避けたいところだ.ちなみに電池蓋を外すために買った工具類の値段を考えると、最初からもう一台ジャンク品が買えたような気もするが、まあ目的が異なるという事で気にしないでおこう.もう一つの方法として底板裏に付いているプラスチック製の電池室を破壊して、今入っている電池を取っ払い、パテか何かで電池室を作り直すという事が考えられる.難点は電池交換の際には硬貨で蓋を外す訳には行かず、電池交換のたびに精密ドライバーでネジを 4 本外す必要のあることと、現在電池室と本体が分離されていることによって得られている防水性が落ちるため、1 週間掛かりで開けた電池蓋の穴をハンダか何かで塞いでやる必要があることだ.いずれにせよ本体の露出計が動いているかどうか確認する必要があるので、本体に直接 LR41 を載せ、ピンセットで固定しながらアースを取り、露出計のスイッチを入れてみるとちゃんと動いた.このカメラは露出計故障として売られていたのだが、結局は電池が無くなっただけで、その電池の交換が蓋の錆び付きによって不可能であったので露出計を動かす事が出来なかっただけだった.露出計故障の PENATX SP は非常に数多く中古屋に出回っているが、どこかの分解修理好きな人の作った HP に載ってあった、露出計故障のほぼ全ては電池室と本体の接触部分の接触不良が原因なので、接点をマイナスドライバーでこすってやるだけでほぼ復活するという記述は正しいようだ.それにしてもこの PENATX SP というカメラは 40 年前のものにも関わらずデザインといい、質感といい、内部機構といい素晴らしいの一言に尽きる.持つだけで写真を撮りたい気分になってくる.分解の練習台のつもりで買ったのだが、これは是非とも復活させてこれで写真を撮らねば.
2006/ 5/18(雨)
・PENTAX SP の電池蓋がどうしても開かない.500 円玉で無理矢理回そうとしたら底板にキズを付けまくった挙句に 500 円玉が歪む.1 円玉でやってみると 1 円玉の方が見るも無残な姿に成り果てた.ドリルで電池蓋に 2 箇所穴を開けて、ラジオペンチでも突っ込んで回すしかあるまいと思い、会社帰りにダイソーに寄って小型ドリルと、それに付ける幾つかの形のダイヤモンドやすりやドリル先を買って帰る.早速部屋に戻ってドリルで穴を開けるが、ダイヤモンドやすりが細すぎて、ペンチを差し込める大きさの穴が開かない.とりあえずそちらは放って置いて、レンズの分解に取り掛かる.レンズも鏡筒先端部が歪んでいるので、銘板が外せずどうしようも無い状態だが、ペンチで無理矢理形を整え、その際に潰れたネジ山は悉くダイソーで買ったドリルにダイヤモンドやすりを付けて削り取る.かなり格闘した後、漸く銘板が外せるようになったので、銘板を外して中のネジを外し、レンズ前群を取り外して、エチルアルコールで拭きまくる.レンズのカビは完全には取れないものの、見違えるくらいにクリアになり、とりあえず満足という事で再び組み上げようとするが、無理矢理外した銘板が付かなくなってしまったので今晩はこれで諦める.
2006/ 5/17(雨)
・定時に速攻で会社を出て、今期初の J リーグを見に行く.味スタで行われるナビスコカップの東京対浦和は、東京は全敗で既に予選敗退が確定し、浦和はほぼ決勝進出確実ないわば消化試合なので、飯でも食べながらまったりと見ようかと思っていたら、こんな代表も抜けて抜け殻のチームの、しかも勝負自体にあまり意味の無い平日の雨の消化試合にも関わらず結構人が入り、挙句に浦和は応援も気合が入っている.前半は両チームともグダグダで見るべきところも無かったが、後半は浦和がひたすら怪我を避けるように攻めもせず、守りもせずの姿勢だったので東京が結構派手に攻めてそこそこ見ごたえはあったが、なんせ東京は粒が小さく、悪い状態の日本代表を更に弱体化したような感じだったので、結局点が入らず 0-0 で試合は終わる.次の W 杯に選ばれそうな選手を探すのも今日の見に行った理由だが、浦和は長谷部がまあまあ、東京はどうしようもなく、唯一徳永だけが前に行く姿勢を見せてるくらいで、何だか前途多難な感じだ.まあ、それでも久々のスタジアムの雰囲気を味わって良い感じだったな.
2006/ 5/15(晴)
・土日は雨だったが、金曜と月曜は爽やかに晴れている.今日は 14 時から W 杯メンバーの発表で、時刻になると机の上に携帯を置いて、ワンセグ放送で中継を見る輩などもいる.メンバー的にはジーコが選びそうな選手ばかり選ばれていて特に驚きも無いが、せめて柳沢と中田浩二は外して、久保か佐藤と松井を入れて欲しかった感じだなー.それにしても驚くのが 27 才を越える平均年齢で、老人クラブのゲートボール選抜かと思われる平均年齢の高さだ.アテネ出場選手も駒野しかいなくて、トルシエの遺産をそのまま引きずっており、いかに過去 4 年間で選手育成を怠ってきたかが良く出ている.今回大会の他国の選手は未だ詳しく載っているサイトを見つけてないのでなんともいえないが、前回大会で決勝トーナメントを勝ち進んでいったチームは、殆どが平均年齢が 23-24 才だった記憶がある.逆に優勝候補に挙げられていたチームは、ブラジルを除いて平均年齢がやたらと高く、予選突破すらできずに散ってしまってたので、尚更チーム年齢に注目した記憶がある.次回の南アフリカ大会では、アテネ世代は既に高年齢に達しているため、平山あたりが年齢的にも上の方にいる筈で、それらで構成されるメンバーがどうなっていくのか今からチト不安だな.
・Pentax SMC 105mm の距離輪はどうやら最初間違えて緩めたネジを締めることによって復活しそうだということがネットを調べて分かったので、それはそのまま置いといて、早速カメラ本体に手を付けるべく、会社帰りに今日の昼に発見した中古屋でブツを選んでくる.大体 Pentax SP は 1,000 円くらいから 30,000 円くらいまで幅広く存在するが、5,000 円以下だと初心者手出し無用というか、もはや復活を前提に出来ないような状態のものしかないので、さすがにこれらに手を出すのは止めておく.適度な壊れ方だと 10,000 円弱くらいのものが該当してそうな感じだったので、いろいろ眺めた挙句、露出計不良でかつカビまくりの SMC 55mm/1.8 の付いた SP-2 を 8,400 円で買う.
・店で見た感じでは、裏ブタの内側が錆びまくり、またモルトの腐食も激しく進行している.モルトはヨドバシで 6,000 円くらいで売っていたのだが、そんな馬鹿高いのは買ってられないので、東急ハンズで 250 円で買い、ついでに錆び落としやコンパウンド、糊剥がし剤、グリスなども入手する.早速部屋に戻って分解し始めるが、思わぬ伏兵で電池ブタが錆び付いているようで全く開かない.500 円玉で回そうとしてもびくともせず、ドライバーセットについてきた千枚通しを蓋に引っ掛けて、ハンマーで叩くも全く緩む気配が感じられない.電池交換できなくては露出計の使いようが無いので大変困るわけで、良い方法も思い浮かばないので、とりあえずは電池収納部分ごと底板を外し、大量の潤滑油の中に漬けて置く.レンズもまずは前部についている銘板を外さなくては、ネジに辿り着けないのだが、フィルター枠が歪んでいて銘板がびくともしない.これは本体、レンズともに思ったよりも遥かに手強そうな感じだ.ただ、救いはこれだけ傷んでいるにも関わらず、シャッターだけは高速、低速ともに動いているようなので、だめならだめで、この状態で一度フィルムを通して、シャッター速度の確認もこめて何か撮影してみよう.まあ、何の根拠も無いのだが、電池ブタや電池室は壊してもなんとかどうにかなりそうな気もするので、カメラ分解には似合わないものの、また明日か明後日にハンマーで叩いてみるか.
2006/ 5/14(曇)
・今日もまた天気は宜しくない.パソコンのルートドライブが調子が悪く、普段のユーザー名でログインできなくなってしまい、どうしようかと思っていたが、いろいろ探すと 3 月に C ドライブをイメージバックアップしたファイルが見つかったので、それから復活させてどうにか使えるようにする.
・部屋から 15 分ほど歩いたところにハードオフがあるのでそこに行ってみる.聖蹟のハードオフもジャンクコーナーが充実していて、いつもやたらとそこの一角は人が多いのだが、今日も皆さん真剣な顔で怪しげなパソコンやら楽器やらを物色している.カメラ用品を見てまわるが、私の練習の餌食に相応しい出物は無いようだ.Nikon FE や Olympus OM-1 が 15,000 円ほどで出ていてちょっと気を惹くが、ジャンク扱いでこの値段はちょっと高すぎという感じだ.特に説明が無いので普通に動くのだろうが、外見汚れや動作保証せずと言ったところでジャンク扱いになっているのだろう.ジャンクじゃないコーナーでピカピカの OM-1 が 29,000 円で置いてあって、これまた非常にそそられるが、よくよく考えるといくら綺麗とはいえ OM-1 でその値段は高すぎな感じだ.Olympus には 100mm/F2 というレンズが存在し、一度は使ってみたいのだが、100mm だけ持っていても仕方ないので、それを買っちゃうと 28mm と 50mm も買う羽目になって、今のシステムとダブるのは目に見えているから、PENTAX 以外は手を出さないように気をつけよう.
2006/ 5/13(雨)
・今日はブラジル家族会があったので昼に渋谷に出掛ける.天気が悪いにも関わらず渋谷は相変わらず人が多い.久しぶりに皆さんの顔を見ていると、同じ職場だった人の顔はまあそれほど珍しくも無いが、皆さんの子供達が会うたびに大きくなっていって驚かされる.当たり前といえば当たり前だが、昔は子供だったのがいつの間にやら大人になっていて、もう誰が誰か区別が付かない.久しく会ってなかった元同僚と近況の話題などで盛り上がり、夕方前に帰る.
・帰りに新宿に寄って、中古屋のジャンクコーナーを物色してみる.狙いは PENTAX SP の露出計不良のものだが、この年代のカメラになると、ジャンクとそうでない扱いがかない不明瞭で、モノはあるものの高めの値段だったので、とりあえず買うのは止めて手ぶらで帰る.
・昨日ばらしたレンズを触っていたら、距離指針部がくるくる回る事が判明した.本来固定されているべきもので、かつバラす前は動いてなかった気がするので、どうやら簡潔に言うとバラした時に壊してしまったようだ.レンズのガラスがいくら綺麗になっても、レンズとして壊れたら意味が無い.私は最終的には PENTAX MX を直すつもりだったが、これはどの HP を見ても極めて難易度が高いと書かれてあり、まずは簡単なやつから練習しようと思っていたのだが、最も簡単なこのタクマーレンズでさえバラした挙句に壊したとなると、この先の道は何だか遥か遠いような気がする.まあ、とりあえずは 1,000 円以下のレンズでも適当に探してきて練習して慣れるしかないかな.
2006/ 5/12(晴)
・昨晩ネットでいろいろ見ていたら、個人の趣味でジャンクカメラやレンズの分解修理を行っている人がかなり多い事に気付いた.カメラと言うと精密機械の代表だが、難しいプラモデルのような感覚で行っているのか、別に写真を撮るとか必要に迫られたというわけでもなく、ただひたすら分解して直すのが趣味のような感じだ.ちなみにヨドバシなどでもカメラ分解修理工具セットなども売っているし、分解修理の本もたくさんでているし、分解修理教室なんかも結構行われているようだ.いろいろ見ていると器用な人には不可能という文字は無いような感じで、カメラの心臓部というべきシャッターユニットすらも、壊れた幕なんかはダイソーで手ごろな布製品から切り出して作成している.私も先日汚れたカメラとレンズを清掃していた際に、ネットで身に付けた要らない知識でレンズの後ろから懐中電灯で中を照らし、レンズの内部の汚れを確認したところ、普段使っているレンズは軒並みレンズが真っ白に汚れていて愕然とした事がある.知らなければ幸せだったという良い例だが、私の使っているレンズは PENTAX A シリーズが多く、これらはメーカー修理不可なので、修理専門店か自力で清掃するしかない.ということで会社帰りに東急ハンズに寄り、ゴムシートやちょっと高めの精密ドライバー、丸いゴム板、潤滑油を買って帰る.
・普段使っているレンズをいきなりバラすと単に故障品を一つ作るだけのことになりかねないので、既に使用不可状態のレンズで試す事にする.ちなみにカメラ製品は壊れても捨てずに持っているため、練習用として使えるレンズとして、カビだらけの SMC タクマー 105mm/2.8、内部が真っ白の Tokina ATX-248、落として鏡筒が歪みカビも生えてきた SMC M85mm/2.0 、カメラ本体ではレンズシャッターの Konica C35、PENTAX MX 2 台、などいろいろある.ネットでいろいろ調べると、PENTAX の SP シリーズとタクマーレンズが初心者用の入り口のようだ.それはこれらのシリーズは 40 年前のものだが、当時の世界的ベストセラーで販売台数が極めて多く、個体の入手が容易な事、値段が安い事、アマチュア用に売られていたが設計がプロ用なので部品が極めて頑丈な事などが理由らしい.ということで何件かのページに写真つきで分解方法の載っていた SMC タクマー 105mm/2.8 のカビ取りに挑戦してみる.
・いきなり外すネジを間違え、無限遠調整用のネジを緩め、暫くしてから気付いてレンズの前群を外すネジを外し、前群を取り出す.取り外して見えてくる後群の一番前のレンズにカビがびっしりと付いているため、アルコールと綿棒でごしごし拭くと、何という事か綺麗にカビが取れてしまった.ホコリを取って組み上げ、後ろから懐中電灯で光を当てると、ピカピカクリアだ.これに味をしめ、今度はまともに使えるけどホコリの多い M28/2.8 をバラしに掛かるが、ネジを外しても前群のレンズが外れない.ネットで調べるがこのレンズのバラし方を書いたページが見つからないので諦める.
2006/ 5/11(晴)
・今週 NHK でプラネットアースという番組をやっていたので、それを録画していたが、断片的にいろいろみていると面白くてついつい夜中まで見てしまった.BBC と共同制作した自然の映像のシリーズだが、1 話目の大地と命の物語の中ほどで出てくる、ホオジロザメの捕食シーンが衝撃的で何度も同じ場所を見てしまう.ホオジロザメはアザラシやオットセイが好物ということで、南アフリカのオットセイ繁殖地にやってきてオットセイを食べるのだが、跳ねて逃げ回るオットセイを体長 6 メートルもあるホオジロザメが、水中からジャンプし、空中でガバッと一飲みで捕食している.あまりの映像の怖さに寝る事もできずにネットでいろいろ調べていたら、このホオジロザメの空中捕食というのは有名で、Discovery Channel からエアジョーズシリーズという DVD が 2 つも販売されている事も判明した.体長 6 メートル体重 3 トンのホオジロザメが数メートルも空中に舞い上がってオットセイをがぶりとやるわけだが、こういう映像を撮影しようとするところも凄い.巻き込まれたらレジャーボートくらいだと木っ端微塵に砕けてそれこそサメの餌になってしまうだろう.しかしこんなの見てしまったら怖くて海に行けないなー.
2006/ 5/ 4(晴)
・路面電車に乗って高知城近くの坂本竜馬の生まれた町博物館へ行くが、相変わらずここも若者が多い.今日は木曜なので、お城の前で木曜市をやっているので、ぶらぶらと歩いき、小夏が安く売っていたので一篭買ってデイパックに入れる.木曜市は日曜市に比べて規模は全然小さいものの、椰子の木の並木の道にあり、何だかブラジルのフェイラのような雰囲気だ.お腹も空いてきたので昼ご飯を食べにひろめ市場に行くが、11 時だというのに中は大変混みあっていて、とてもご飯を食べるどころではない.一軒店先で寿司を握っているところがあり、やたらと大きなネタで美味そうなのだが、当然の如く行列ができているので諦めて、適当に見繕って高知城のベンチで食べる.高知城は功名が辻の記念イベントをやっていて、こちらはお年を召された観光客でやはり大混雑.天守閣にも入ってみるが、2 階では 3 階に上る階段への列がぐるぐる渦を巻いている状態なので、1 階部分の展示品だけみて上に上がるのは諦めて外に出る.高知城を落すのは次回にしよう.ちなみに功名が辻の山内一豊は掛川人で、ひたすら変わりりゆく権力者に上手く取り入り、最後に土佐の領土を家康から貰っているのだが、長宗我部武士の高知県人を徹底的に差別弾圧して治めたので、果たして高知県民から支持を受けているのか謎なところだ.維新時にもひたすら徳川家を守ろうとした山内容堂を足元からひっくり返したのは、坂本竜馬を始めとする長宗我部武士の身分階級の人たちだしな.
・アーケード街の広場に出ると、何やらステージでイベントをやっていたのでそれを見て、アーケードの裏の小洒落た通りを歩く.高知の中心部は観光客も多いが地元の人も多く、街の規模の割にはやたらと人出が多くて活気がある.はりまや橋には巨大なルイヴィトンの単独店舗もあり、私が想像するに高知県人というのは金使いが荒いのだろう.県民所得が他と比べてずば抜けて高いとは思えないし、高知県西部の整備された大量の無料キャンプ場なんかを見ててもそうだし、アイスクリンおばさんの愛媛県人せこい発言なども考慮すると、恐らく気前が良くて、かつ可処分所得を使いまくらないと気がすまない県民性なのであろう.
・時間が余ったので路面電車に乗って伊野まで行く事にする.はりまや橋のそばのビルの壁面にからくり時計があって毎時定時になると音楽とともに人形がでてきて踊りだすのだが、高知らしくよさこい節でよさこい踊りを踊って、ちゃんと女の人と坊さんまで登場している.川崎の AZELIA や多摩センターの三越にもこういうのがあった気がするが、あれは洋モノでイマイチ趣に欠ける.
・路面電車の終点伊野は、田舎町の鄙びた道路上で突然レールが終わり、そこが終点となっている.ここは和紙の産地という事で紙の博物館があるので行ってみるが、こういうのを見ていると帰ってから牛乳パックで紙作りでもやってみようかという気になる.再度路面電車で街中まで戻り、芋けんぴを作っているお店で 2 袋お土産に買う.店頭の試食で深層海洋水を使った芋けんぴがあり、なんとなく上品な味だったのでそれも買う.私も子供の頃はよくこれを食べた記憶があるが、最近は全然こういう菓子は食べてなかったな.
・ホテルで荷物を引き取り、駅に行って晩御飯を買い、高松行きの特急に乗る.駅前の旅館案内には長蛇の列ができていたが、皆さん意外に宿も取らずに来るもんなんだな.さっきのホテルでも飛び込みできて、満室で断られていた人が結構いたし.高松行きの特急は指定を乗ったものの相変わらずガラガラ.坂出で降りて東京行きのサンライズ瀬戸を待つ.サンライズ瀬戸はミサワホームが作った車両だったと記憶するが、うわさ通り小奇麗な内装で来るときに乗った 4 列座席の夜行バスとは雲泥の差だ.まあ値段も随分違うから当たり前かも知れないが、こりゃ良いやってな感じだ.今日はまだ空きも多いようで、ドアの開いている部屋を覗いて回るが、家族連れも結構車内探検しているようだ.自分の部屋に戻って電気を消し、夜の瀬戸大橋を渡る景色を見ながら晩御飯を食べると一気に眠くなり、岡山駅到着の記憶も無く寝てしまう.
2006/ 5/ 3(快晴)
・予定よりも 1 本早い列車に乗って土佐入野へ行く.1 両だけの車内は高校生で満席だったが 3 駅だけなので車両後部に立って行く.土佐入野駅は無人駅だが駅内には喫茶店やら小洒落た店もあり、何やら陽気な雰囲気.T シャツアート展の看板が出ていたのでそれに従って浜辺まで行く.
・浜辺の入り口で協賛金 300 円を払い、浜に入ると洗剤の広告のように T シャツが浜一面に吊るされている.ちなみにブラジルに住んでいたときにリオのフラメンゴ海岸で Ace という洗剤の広告用に一面に T シャツが干されているのを見た事があるが、土佐入野は太平洋で延々と水平線が広がっていて、より似合った雰囲気だ.朝早いが既に随分とカメラを持った人がいて、T シャツやサーファーを撮っている.この海岸はサーファーにとってはかなり著名なところらしく、広い駐車場も満杯だが、海にも浜にもうようよとサーファーがいる.水が綺麗で波が高いのでわざわざ関西方面から来ているようだ.T シャツの絵や写真は、ひねったものや凝ったもの、孫の写真などいろんなものがあって面白い.来年には応募してみたい感じだ.今日は砂浜裸足マラソンというのが行われるらしく、10 時半になると、浜の端からゼッケンをした大量の人が走ってきた.先頭グループは本気集団で恐ろしく速いが、後ろの方だと子供と一緒に走ってたりして、殆ど前に進まない人たちもいる.波打ち際を 4 Km 走るようで、T シャツアート展はスタート地点より 500m 程のところにあるのだが、最後尾グループが漸く通過する頃に、先頭は既に折り返して戻ってきている.なんというのか温度差有り過ぎ.
・今日は昨日と違って蒸し暑くも無く、風も爽やかで浜辺の T シャツにぴったりの気候で、この駅で降りて良かったという感じだった.昼前に土佐入野駅に戻って岡山行きの特急に乗る.入野は無人駅なので自由席に乗って中で切符を買うしかないが、4 両のうち 3 両半を占める自由席はほぼいっぱいで、漸く空き席を見つけて座る.どうも連休中の列車の混雑状況というのは予想がし難く、結果からいうと今回の旅行で指定席を取った特急は全てガラガラで、指定席を取っていない列車は非常に混んでいた.1 時間半ほどで高知に到着する.
・駅前のホテルに荷物を置いて、とりあえずは街中に出てご飯を食べる.何やら土佐料理の店があって、うつぼのたたき付きのメニューが有ったので、ちょっと豪華な昼ご飯をいってみる.食べ終わってアーケードをちょろっと歩き、バスに乗って桂浜に行く.バスは 1 時間に 1-2 本しかないが、空いていて楽勝で座れる.途中からバス会社の人が乗ってきて、今日は経路変更して走ると言い、やたらと狭い小道を通り桂浜に着く.最近の旅行先では良く出くわす現象だが、公共交通機関は空っぽでも、自家用車が爆混みという状況がここでも発生しており、道路には延々と自動車の列が続いている.変な道を走ったのはそういう理由らしい.
・坂本竜馬像へ行き、海岸へ降りるが、やたらと人が多くてかつ湾に隣接しているにも関わらず、海は真っ青で綺麗だ.山陰と同様に人口の希薄な四国の太平洋側は、汚れの原因となるようなものが少ないのかもしれない.続いて坂本竜馬記念館に行くが、やたらと若者が大勢いて混んでいる.そういえば先日見かけた何かの調査で、若者達が一緒に飲み明かしたい歴史上の人物の第一位は坂本竜馬だったことを思い出す.この記念館は小高い丘の上に建っていて見晴しが良いが、一直線に続く海岸線の道路は、夕方 6 時でもまだまだ遥か彼方から桂浜まで延々と渋滞している.みんなバス使えよって感じ.
・混み合うお土産屋を物色し、バスに乗ってはりまや橋まで戻り、晩御飯の場所を探すが、土佐料理の店はどこもかしこも行列ができているので諦めて地元の居酒屋に入る.昼に上手いものを食っておいて良かったという感じ.
2006/ 5/ 2(晴)
・昨日は気温が 27 度くらいまで上がり、真夏のような天気で顔も腕も真っ赤に焼けてしまい、特に腕がひりひり痛い.昨晩は曇っていたので気温が下がらず、寝袋に半身を入れただけで短パン T シャツのまま寝ても寒くなかった.今朝は曇っているがこの日焼けにはこれくらいでいい感じだ.テントを撤収しこれからも使うものはリュックに入れ、使わないものはカバンに入れて、途中にある酒屋でカバンを宅急便で家に送りかえす.これで荷物はリュック一つになってちょっとは身軽になったが、それでも背負って自転車に乗ると背中が暑いな.
・筋肉痛よりもむしろお尻が痛いが、別に急ぐ行程でもないのでのんびり写真なんかを撮りながら自転車で四万十川沿いの国道を下っていく.国道は町の付近では 2 車線になるものの、途中は車のすれ違いのできない細い 1 車線道なので、交通量はさほど多くないとはいえ、前方後方を注意しながら走る.基本的にバイクが非常に多いが、車もレンタカーや県外ナンバーが多く、特に東京近辺のから大勢の人がやってきているようだ.レンタサイクルの人とも何度も会うが、四万十川沿いはバイクか自転車がちょうどいい感じだ.一度トラックとすれ違うときに、道があまりにも狭すぎるので、自転車に乗ったまま崖に背を付けて漸くすれ違えたが、反対側は四万十川の崖だし、こういう道が延々続くところを自動車で走るのはかなりきつそうだ.
・だんだん日が照ってきて、今日も気温はかなり上昇している感じだが、日に当たる腕が痛い.20 Km 程走ったところで山間部を抜けたようになり、キャンプ場かわらっこに着く.ここで昼ご飯を食べるが、田舎寿司や炊き込み御飯、おかずなどが作成者毎に棚に置かれていて、横にお金入れのビンが置かれている.レジは一括ではなく、作った人の名前の書いたビンに、お金を入れるようになっている.真新しく大きな建物だが、ここでもカヌー教室をやっていて、ちょうど午前の部が終わった感じだった.ここではどうやらガイドが皆さんの写真をデジカメで撮っているようで、ホールではそれをテレビ画面で写していた.また、CD-R 書き込みサービスもやっていて、撮った写真を CD-R に焼いて参加者にその場で配布もしている.キャンプ場は川原から一段上がったところに有るが、区画整理されて個別電源洗い場付きのオートキャンプ場で、2-30 区画のくらいあって大方埋まっている.私が思うに家族連れなどで施設の整ったところに泊まりたいならば、カヌー館のキャンプ場なんて非常に良いと思うし、ワイルドな気分で川原にテントを張るなら、数キロ毎に存在するのでそこで泊まれるのに、わざわざここまで来て、このようなタイプのどこにでもあるようなキャンプ場に泊まるというのも非常に不思議な気がする.というかまるで都会の駐車場のように、等間隔で車が並べられてある隙間にテントを張り、四面隣人に囲まれて楽しいのだろうか.
・一休憩して再び自転車で川沿いを下り始める.10 年前に自転車で中村から遡上したときには、稲の穂と彼岸花だったが、この季節は躑躅と菖蒲と田植えが季節感を醸し出している.江川崎からここまで何箇所か屋形船乗り場がある.三里沈下橋で一休みし、最下流の佐田沈下橋で流れを渡って対岸へ行く.佐田沈下橋は中村から最も近いという事で、観光案内所のテントやアイスクリン売りなどもいて、随分と風情が無い.アイスクリン売りのおばちゃんは随分とおしゃべりな人で、自分達と多摩から来たバイクのお兄さんと 20 分くらいしゃべっていた.夜行バスが狭かった話をすると、愛媛人はせこいから伊予鉄バスはだめだ、等と郷土意識剥き出しでボロカスに貶していた.中村のママチャリレンタサイクルで来ている人も結構いて、終点までそんなに遠くない事を感じさせる.
・佐田沈下橋から下流は両岸も広がり、土手の道をのびのび走る.中村の入り口である赤い鉄橋の手前には、川原に広い芝生の広場があってそこもキャンプ場になっている.随分と整備されているが、周りに管理用建物が無いので、ここのキャンプ場もきっと無料なのだろう.
・駅前のホテルに着いてほっと一休みする.今日は列車で宿毛に行って夕日を見て晩御飯でも食べようと思っていたが、不覚にも眠ってしまい起きたら既に夜.中村の町は中心部が駅から離れていて、駅前がちょっと寂しい感じで、あまり選択の余地が無く、敢えて名物料理を食べる気もしなかったので、ラーメン屋に入ってラーメンを食べる.夜行バスと川原のキャンプが続いていたので 4 日振りに布団で寝れて熟睡する.
2006/ 5/ 1(晴)
・昨晩はテントから顔を出すと満天の星が見えていたが、今日も朝から晴れている.川原ではテントから出てきてカヌーを組み立てる人も何人か見える.朝ご飯を作って食べ、9 時にカヌー館に行って手続きをする.今日は平日だからあまり人はいないかななどと思いながら、10 時に集合場所の川原に行くと、30 人もいて 15 人ずつ半分に分かれてそれぞれ 2 人ずつガイドが付いた.意外だったのは、若い人も半分くらいいるものの、かなりお年を召された方々も半分くらいいて、何だか関西のジジババはやたらと元気が有り余っているという感じだ.講習が始まって、最初はパドルの握り方等を習い、いよいよカヌーに乗って川に入る.自分も含めて当然ながら思い通りに操れないので、あちこちでカヌーが激突している.ぶつかる側もぶつかれる側も避けれないのだから仕方ない.しかしこれまた意外なことに、瀬を横切る練習をしているときに一人だけ流れに呑まれて沈した他は、残りはみな無傷だった.とは言っても自分のパドルから水を浴びまくるので、皆さんずぶ濡れになって午前を終える.
・一旦カヌー館に戻るが、途中で美味しそうな弁当屋があったのでそこでお弁当を買って、カヌー館の芝生のベンチで食べる.500 円なのにおかずが 10 品くらい山盛りに乗っていて、やたらと豪華で満足した.午後に再び川原に集合し午後の部が始まる.
・午後は川下りだが、ガイドのお兄さん曰く、今日は向かい風なので瀞ではかなり漕がないと前に進めないとの事.川原を出て 200m 程で行程で一番の瀬に出る.ここは橋の上から見ると岩と激しい流れが続いていて、3 回くらいは沈まないと通過できそうに無い感じの場所であったが、流れに負けないように必死で漕いで何とか通過する.その後も瀞と瀬を交互に過ぎながら下っていくが、新緑に映える水も綺麗だしのんびりしていて良い感じだ.ただ、カヌーは見ている分にはのんびりとしているが、実際に漕いでいると向かい風もあり、予想していたよりも遥かに体力を使う感じだ.後半になると特に年寄りや女性がかなり漕げなくなってきているのが見ていて分かる.私などは、流れより速く漕ぐと安定すると言われたのを頭に、瀬では必死で漕いで通過していたが、女の人なんてパドルを上げて、笹の葉ようにくるくる回りながら瀬を流されて行き、それでも沈しないのが不思議だ.というか誰も沈まない.最後の方の瀬で力尽きたじいさんが一人流れに飲まれていったのが唯一で、他は誰も沈することなく 8Km を下りきった.
・岩間沈下橋で用具をトラックに回収し、記念のキーホルダーと体拭きのタオルを配られ、マイクロバスに乗って江川崎のカヌー館に戻ってシャワーを浴びる.何だか明日は全身筋肉痛の予感がするが、果たして自転車で中村まで行けるか不安だ.スーパーで晩御飯の材料を買い、キャンプ場の川原に戻る.昨日は定番の焼肉だったが、今日はシチューを作って食べる.いつの間にやらテントも増えていて、今晩は 10 個くらいテントが張られている.昨晩は寝不足で直ぐに寝たが、今日も朝は早かったし疲れているので昨日同様 20 時頃には寝てしまう.
2006/ 5/ 1
- 2006/ 5/31
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