2007/ 1/ 1 - 31
2007/ 1/28(晴)
・先々週見舞いに行った伯父が昨晩無くなったので、通夜のために大阪へ行く.親戚が多く集まっていたが、こういうことでもないと親戚の顔なんて見る機会なんて無いな.この週末はバタバタしてたので、何だか全然休んだ感じがしないな.
2007/ 1/27(晴)
・名古屋名物の手羽先を食べに世界の山ちゃんへ行ってみる.店の数は多く、かつ鶏好きの私にとっては意外な事に、名古屋に来て 4 ヶ月目で初めて行く事になる.そもそも私が名古屋に来たときに、近くの事務所に以前からの知り合いがいて歓迎会をここで開いてくれる予定だったのだが、そのうちの一人に鶏嫌いがいて流れたという経緯がある.今日来てみたら、メニューが意外と安いのと、鶏以外のメニューも豊富にあるので、これなら鶏嫌いが来ても全然問題無いでしょ、という感じだ.確か今池の辺りにも店があったはずなので、今度会社の人と来てみよう.
2007/ 1/20(曇)
・この冬の青春18切符の期限が今日までで、あと 2 回分残っているが、とりあえず最後に 1 回使って出かける事にする.伊勢神宮に初詣に行こうかとも思っていたが、今週はなにやら JR のイベントがあって列車が混んでいそうなので止めて、奈良の春日大社へ初詣に行く事にする.まっすぐに奈良に行っても良いのだが、大阪梅田のヨドバシカメラにも寄ることにして、とりあえずは大阪へ向かう.
・東海道線を大阪の方へ行く場合には、中央線からは金山で乗り換えるので、次の名古屋で座れてナカナカ良い感じだ.東京に住んでいたときには京王線沿線だったので、あまり JR の乗車状況には詳しくなかったが、名古屋に来て JR 沿線に住んで青春18切符を使っていろいろ行ってみると、この切符はかなり広い層に使われていることが判明した.ひたすら乗り続ける鉄オタ全国遍く分布しているのでまあいいとしても、意外にオヤジやオバサンの利用が多い.青春18切符が使えない時期でも名古屋方面から京都大阪に在来線で行く人は結構多い事に気づいていたが、今日なんて米原行きの 8 両の新快速はずっと立つ人がいるくらい混んでいて、米原ではそれが悉く雪崩を打って 12 両の網干行き新快速に乗り換える.京都に着く頃にはぎっしりとなっていたが、皆さん青春18切符を持っていた.前から気になっていたのだが、岐阜の人達は 30 分で名古屋へ行けるにも関わらず、買い物に京都大阪へ出かける人がやたらと多い.一応名古屋は現在最も活発な街らしいが、どうも愛知県以外の人の動きを見ていると、決してそういうわけでも無さそうな感じだ.
・大阪梅田で降りて北口のヨドバシへ行くが、考えてみればこの店が出来てから梅田で降りた事は無いから、一体何年振りなんだろう.先日 PENTAX が HOYA と合併し、合理化の一環だと思われるが、不採算事業のフィルムカメラのアクセサリを 3 月より大幅値上げする事が発表された.価格表をざっとみると 2-7 倍の値上げとなっており、今のうちのちょっと買っておくかという感じだ.とりあえずリバースアダプタを買おうとしたが在庫が無くて敢え無く敗退.いままでこんなものは年に何個も売れてないんだろうが、あのニュースで駆け込み需要があったのだろう.マウントアダプターは 3 倍に値上げされるが、既に持っているのでまあいいかという感じ.ちなみにこれは 33 年間値上げ無しで今まで来ているから、ある意味すごい商品だ.最近目が悪くなってきたので LX に取り付ける四度調整レンズを買う.遠視の一番弱いやつをくれと言ったら -1 のものを持ってきて、念のために全製品が並べられた確認用シートで、やはり -1 のが一番良く見える事を確認して買う.ちなみに部屋に帰ってカメラに取り付けようとして、素のまま覗いてみたら、なんと -1 は近視用のアダプタだった.それでも見やすくなったのだから、実は私は遠視ではなくて近視だったのだろうか.とはいえ左右とも視力は 1.2 くらいあるから近視とは思えないし良く分からんな.
・梅田の近辺をぶらぶらするが、やはり街というのは暫く来ないと随分と変わるものだ.とはいえあまり時間も無いので、一旦尼崎に行って学研都市線で奈良へ向かう.JR 西日本といえばひたすら在来線の速度を上げてきたわけだが、福知山線事故の舞台となったこの路線でも、四条畷を過ぎた辺りからは狂ったように速度を上げて、スピード第一主義の文化は健在といったところだ.同志社前あたりから近鉄京都線と併走するが、JR は 4 両編成が 30 分間隔なのに対して近鉄は 6-8 両編成が数分間隔で走っており、昨年鳥羽に行ったときと同様にサービスの差は歴然だ.ちなみにこの辺りはかなりの田舎なのだが、JR の電化と、近鉄の更なるサービス向上の結果、この辺の沿線に住んでいる人は大阪、神戸、奈良、京都へ乗り換え無しで行ける事になり、交通の便だけでみると関西で最も利便性の高い場所の一つになる.近鉄も巨大な駅舎を建てまくっているが、駅前は荒地か田畑で、いずれ大規模に分譲でも始めるのだろう.
・奈良で降りて春日大社へ行く.春日大社へは奈良に住んでいた小学校以来だが、駅からまっすぐなので特に迷いもしない.京都と奈良は一緒くたに語られる事もあるが、京都が 130 年ほど前まで日本の首都だったのに対し、奈良は 1,300 年前から首都にはなっていないので、京都のような艶やかさが無い感じだ.それにしても昔の神社というのはやたらと広く、本殿参拝に往復するだけで 2 時間掛かってしまった.奈良と言えば鹿だが、何気にポケットに手を入れると直ぐに寄ってくる.時々餌をあげる人がいるが、あっという間に鹿の群れに取り囲まれてしまっている.今度奈良に来るときには安いパンを大量に持ってきて鹿をパニックにさせてやろう.
・帰りは関西本線経由で帰る.笠置から亀山までキハ 120 のレールバス 2 両編成で、4 つだけボックス席があったのでそこに座るが、シートがまるで木のベンチに薄い座布団を敷いたような感じの作りで、座っているとやたらと尻が痛くなる.もうちょっとまともなシートにしてくれって感じ.この列車も小さなディーゼルカーにも関わらず、さすが JR 西日本の専用車両ということで、やたらと馬力があるようで、いつ脱線してもおかしくないくらい揺れまくりながら猛スピードで走っていく.この路線が事故るのも時間の問題という感じだ.亀山からは JR 東海のエリアになり電化されているが、予想に反して中央線と同じロングシートの電車だった.関西本線は全列車クロスシートか転換クロスと思っていたのでちょっとびっくり.ロングシートで 2 時間乗ってるのはちょっとつらいな.
・というわけで今年の冬の青春18切符は 1 回分を残して終了した.行った先は敦賀、奈良井宿、高槻、奈良ということで、まあ充分に元は取れてるな.JR 東海は青空フリー切符というかなり使い応えのある切符が土日に販売されているので、春のシーズンまではそれを使って行けば良いか.あと近場の犬山城と瀬戸にも行かなければ.
2007/ 1/14(晴)
・親戚の伯父が高槻の日赤病院に入院し、既に危篤だということで伯母を見舞いに行く.私の親などは何か勘違いしていたようだが、私は既に意識の無い伯父ではなく、つきっきりで世話をしている伯母の方を見舞いに行ったつもりだ.青春 18 切符もまだ残っているので、新快速に乗って高槻まで行き、摂津富田でバスに乗り換えて病院に行く.途中関ヶ原付近では伊吹山が真っ白に見えており、私の前に座っていた外国人カップルは窓からビデオカメラを回して撮っていた.
・日赤のホスピスという名の病棟は、私のイメージとは全く異なっていて、池を前にしたまるでリゾートホテルのような建物だった.伯母に聞くとこれは末期患者のための病棟で、治療は行わずに痛み止めなどだけを行って、最期に安らかに死ぬための施設らしい.私は自分が病気にならないので病院の事には全く疎いが、いつのまにやら日本にもこのような人道的な設備が出来たんだと感心.
2007/ 1/13(晴)
・午前中に郵便が届くため、昼までは部屋にいて午後から久しぶりに自転車に乗って AEON に買い物に行く.通勤靴に使っている K-SWISS の黒のスニーカーを売っている店が、名古屋で 20 件ほど周ってここに入っている靴屋しか見つからなかったので、ついでにその靴も買っておく.サイズを言って試し履きしてみると何やら左足の内部の裁縫が悪くて上手く履けない.店員に乱れている裁縫の糸を切ってもらうとまともに履けるようになったので、それを下さいというと、いいんですかと驚かれてしまい、どうせ営業で履いていると半年もたないから少々不都合あっても全然平気と答えたら、2 千円の割引券をおまけに呉れた.ナカナカ気の利く店員だな.
・ここ一年くらい日記以外の HP を触ってなかったので、デジカメの写真分だけでもと思って写真de散歩のページをちょっと付け足す.が、何回やっても途中でアップロードが失敗するのでいろいろ調べてみたら、Webpage の容量制限が 10MB しかなく、いっぱいになってしまった事が判明.とりあえずは別契約している wakwak に場所を移し変える.ついでにいろいろ調べていたら、15 年くらい前から契約している Nifty が ISDN つなぎ放題プランに入っていて無駄にお金を払っている事が判明.ブラジルから帰った時には確かに ISDN で繋げていたが、その後引っ越してマンション光になり、名古屋では CATV 接続なので、メールアドレスを保持するだけならダイアルアップ接続の最安プランで充分だ.変更しようとしたら、一旦ダイヤルアップの無制限コースに変更し、更に翌月まで待たないと別の料金プランに変更できないという事で、とりあえずはダイヤルアップ無制限コースに変更する.来月は忘れずに最小プランに変更しよう.
2007/ 1/ 7(雪)
・昨日の天気予報では今日は日本全国大荒れで、東海地方は雪となっていたが、いざ起きてみると外は吹雪いて雪が積もっている.明日は晴れるようなので今日は一日部屋に篭っていようかとも思ったが、せっかくの大雪なので、更なる大雪を求めて出かける事にする.時刻表を調べると、10 時半の電車に乗ると 13 時 20 分頃に奈良井宿に着くことが判明.雪の木曽路もいい感じかなと思って出かけてみる.カメラは防水の PENTAX LX にするかデジカメにするかかなり迷ったが、雪の露出は難しいので結局 PENTAX *istDs を持っていく.大曽根を出てまずは多治見で乗り換えだが、途中は一面の雪景色で多治見駅もかなり雪が積もっている.中津川行きのセントラルライナーに乗り換えて中津川に着くが、屋根からはみ出た部分は 30cm くらい雪が積もっている.雪景色は暖かい車内から見る分にはナカナカ風情があるが、外に出て吹雪きに晒されると来てしまった事を後悔する感じだ.
・中津川から松本行きの電車に乗り換えるが、2 両編成のワンマンカーは結構混んでいる.どうにか座れたが、木曽川沿いの座席には座れなかった.部屋を出てからずっと吹雪いているが、だんだんと雪深くなり木曽福島の辺りでは 50cm を超えている感じだ.予報だと今日は一日で 70cm 積もるらしいから、これからもまだまだ降るのだろう.中央線は国道 19 号と併走しているが、国道に車は殆ど見かけない.除雪も殆どされていないので車も走れないのだろう.中央高速も不通の筈だから道路は完全に麻痺状態だな.
・ほぼ定刻に奈良井に着くが、奈良井駅はホームに屋根が無く、車両の出口から跨線橋まで雪かきされておらず、ちょうど係員の人がこちらに向かって雪かきをしている最中だった.途中駅でも 1-10 人くらいがホームの雪かきをしていたが、これだけ降るときりが無いから大変だな.さすがに 50cm 以上の雪を掻き分ける気もしないので、雪かきの人が通り道を開けるのを待って跨線橋を通って駅舎に入る.
・無人の駅舎の待合室では消防団が 20 人ほど集まって集会をしていた.随分と気合が入っている.昔の町並みが残る奈良井宿の街道に入ると、極めて当たり前だがこの猛吹雪の中を観光に来ている人は 1 人もいない.というか道路があれじゃあ来れんだろうな.町並みを往復するが、町の人が老人から子供まで総出で雪かきをしていて、はっきり言って自分はかなり邪魔な存在に感じる.カメラは最初はジャケットの中に入れていたが、胸元の隙間から入った雪がカメラに付着してミゾレ状でこびりついているので、服の外に出してタオルを掛けてる方がましだろうと思い、外に出す.やはりどう考えても一眼レフに防水機能は必須だな.当初の予定では 2 時間ほどいてから中津川行きの電車で戻るつもりだったが、長居は無用な感じなので 1 時間ほどで駅に戻って木曽福島行きの電車に乗ることにする.結局はその後の中津川行きに乗ることになるのだが、木曽福島で夕ご飯でも食べればちょうどいい感じか.
・奈良井を 10 分遅れで出発した電車は、次の薮原に暫く止まり、やがて放送が掛かる.この薮原と次の駅の間で落石センサーが働いたので、現在復旧隊が出動中との事だ.この大雪だと恐らく落石ではなく氷塊か雪崩だと思われるが、暫く動かないらしいのでのんびり待つことにする.30 分くらい経つと後続の特急しなのが入ってきて隣に止まるが、時刻表だとこの特急は私の乗っている普通電車より 10-20 分先に奈良井を出ている筈なので、長野県内で大幅に遅れていたのだろう.更に 30 分くらい経つと滋賀三重のおばさん 7 人組みが乗ってきて、やんややんやの大騒ぎとなる.青春18切符で温泉旅行に来ているらしいが、この遅れだと関西本線経由で今日中に柘植まで帰れないらしい.東海道線経由で帰れば良いんじゃないと思うが、まあ楽しそうに騒いでいるので適当に放置する.やがてさっきから隣に止まっている名古屋行き特急しなのの存在に気づき、運転手にタダで特急に乗せろとごねだす.ワンマン区間では運転手は運転の他に車掌業務もやり、今日みたいな事故時にはその対応もやり、挙句の果てにはおばさん連中の世話もしなきゃならないから大変な激務だ.隣の特急が先に出るが、後ろに 1 時間後のと 2 時間後の特急も数珠繋ぎで止まっているから、隣は勘弁して特急停車駅の木曽福島で後続の特急に乗り換えてくれと説明していた.
・災害処理が終わり、1 時間 40 分止まって漸く電車は動き出す.自分にとって極めてラッキーだったのは、この電車は木曽福島止まりなので、車内はガラガラでワンボックス占領してゆっくりと待てたことだ.騒がしいおばさん達が、私らまるで漫才やっているみたいやなー、がはははっ、と相変わらず大声で好き放題盛り上がっているが、まああれくらいは問題無しだな.飲み物もおやつもあるので何だか余裕で時間を潰せた.
・結局 2 時間ほど遅れて木曽福島に着き、本来なら 1 時間後に来るはずの中津川行きも直ぐにやってくる.この電車も遅れているわけだが、ちょうどその次の電車のダイヤと重なってしまい、予定の 2 倍の客がこの電車に乗ることになる.この電車の直ぐ後ろに付いている筈のその次のを待つ手もあるのだが、こういう天候だと来たやつに乗らないと帰れなくなる恐れがあるので、やたらと混んでいるこの電車に乗って、中津川まで 1 時間ちょっと立って戻る.中津川からは 6 両編成の快速電車だったので、普通に座れて帰れるが、いつの間にやらこの辺では雪も随分融けている.帰りは木曽福島あたりから晴れていたので、中津川のあたりも午後には雪はやんで晴れたのかもしれない.旧街道の昔の町並みは確かに雪景色だと風情があると思われるが、さすがに吹雪の日に行くもんじゃないなというのが、今日の経験だった.青春18切符は未だ 3 回分も余っているし、明日は晴れるらしいから早起きして飛騨にでも行ってみようかな.
2007/ 1/ 5(晴)
・名古屋港に行く。先週、先々週と商談で名古屋港に来ており、どうやら遊び場も多いらしいと気づいたので、とりあえず今日来てみる。まずはイタリア村へ行って昼ごはんを食べるが、平日だというのにやたらと人が多い、私も人のことは言えないが、昨日今日は休んだ人も多かったのかな。続いて南極観測船ふじに乗船し、中の展示をいろいろ見てまわる。この船は所属としては自衛隊になるらしいが、船長や探検隊長は一段ベッドの部屋、士官や探検隊員は二段ベッド、それ以下の兵卒は三段のハンモックの大部屋になっていて、さすが軍隊は階級がはっきりしているという感じだ。きっと普通の自衛艦もそういう感じでベッドに寝れるようになるまでにはかなり昇進しないといけないんだろうな。
2007/ 1/ 4(晴)
・昨晩は漸く地下の居酒屋が開いていて魚が食べれたが、やはりここまで来たなら本場に行かねばという事で氷見に向かう。名古屋への帰りは高山線経由で戻る予定だが、高山線は列車の本数が少なすぎて乗り継ぎがかなり面倒だ。まずは金沢から氷見までの切符を買い、高岡で氷見線に乗り換えて氷見に向かう。途中の雨晴で北アルプスが見えるか期待していたが、あいにく靄が掛かっていて見えない。氷見で降りて海沿いを歩き、フィッシャーマンズワーフへ向かうが、今日は波も無くて穏やかだ。湾内だというのに海も驚くほど透き通っていて夏に海水浴に来たい感じだ。
・海沿いに歩いて時間を食ったせいで、あまり時間も無く、フィッシャーマンズワーフでは焼き魚定食を食べて、速攻で氷見駅に戻る。氷見から名古屋まで切符を買うつもりだったが、時間がないのでとりあえず自動券売機で高岡まで買って列車に乗る。氷見では 1 時間 20 分しか滞在時間は無かったが、乗り換えの高岡では 1 時間半時間があるので適当に駅前を探検する。ここは日本の銅器の 9 割を作っているらしいが、町並みにも蔵作りの町並み地区があり、そこを歩いていたら観光ガイドボランティアらしいおじいさんに掴まって、とりあえずは店に入ってお茶をごちそうになり、いろいろ昔話その他を 30 分くらい聞いて立ち去る。最初は時間をどうやって潰そうかと思っていたが、結局いい時間になってしまった。高岡は富山と県庁所在地争いを演じただけあって、そこそこ栄えている感じだ。
・高岡から富山まで北陸本線で行き、富山からは猪谷まで高山本線の列車に乗るが、JR 西日本過疎地線用のレールバス 1 両だけの列車で、正月休みということでいきなり満員で立って行くことになる。途中で何とか座れたが、猪谷到着時には 25 人ほど人がいた。高山本線はこの先 2 年前の水害がまだ復旧しておらず、ここから角川まで代行バスの運転となるが、今日は人が多いので大型バスにとりあえず全員乗せて近道ルートを走り、各駅を停まる小型バスは後から発車していた。自分の乗った直行バスは先月に廃止になったばかりの神岡鉄道沿いの道を走るが、隣のおばさん 2 人組みは夕照の鉱山などの写真を撮りまくっている。1 時間ほどで角川に着くが、何だかカーブが多くて酔った感じだ。
・角川から高山までは JR 東海区間となり、列車も 2 両編成だったので余裕で座れる。さっきのおばさん 2 人組みは青春 18 切符で旅しているようで、列車に乗ってからも夕焼けの写真を撮りまくっている。9 月頃に名古屋から奈良へ青春18切符で行った際に、隣に座っていたおばさん 2 人組みを思い出したが、ひょっとすると同一人物かも。ちなみに他にもおやじ 5 人組みが青春18切符で乗っていたが、きっと名古屋から往復青春18切符でのんびり日本海まで食いに行っていたのだろう。
・高山からは特急ひだに乗って名古屋まで行く。高山も始発なので余裕で座れ、焼きたての団子を食べてくつろぐ。富山からずっと一緒だった温泉旅行の若い女性 4 人組みは、バスで爆睡して元気になったらしく、車内でひたすら食べながら大騒ぎしていたが、ゲロゲロ〜と騒ぎながら下呂で降りていった。名古屋からは中央線で大曽根に戻るが、結構疲れたな。とはいえ年末に敦賀に行ったときに買った青春18切符があと 4 回分も残っているので、これから毎週末どこかに出かけなければ。
2007/ 1/ 3(晴)
・駅前のホテルに泊まっていたが、正月はどこも店が開いていない。近江町市場も 5 日が初売りということで、とりあえずは観光に出かける。三が日は兼六園は無料公開ということでそこそこ人出は多かった。金沢駅も綺麗に作り直していて、観光に力を入れているのは分かるが、休日に店を閉めたらだめだなって感じだ。兼六園の次は 21 世紀美術館に行くが、ここもかなり人出は多い。なかなか良い美術館だった。片町で昼ごはんを食べた後、バスに乗って東橋場町へ行く。金沢駅から兼六園にバスで来たときにも思ったのだが、金沢市内のバスはいくつかバス会社が走らせているのと、更に同じバス会社でも路線によって停まる停留所が全然ばらばらで、かつ同一名称のバス停があっちこっち遥か離れた場所にあるようだ。ちなみに最初に乗ったバスでは兼六園下で降りたが、実はそのバスだと香林坊バス停が兼六園の直ぐ横にあり、兼六園下バス停はもはや兼六園から遥か彼方に離れたところにある。今回香林坊バス停から乗ったバスは、直ぐに兼六園真横の兼六園下バス停に停まり、東橋場町バス停は観光地図上では東茶屋街の直ぐそばの筈なのに、遥か手前で降ろされてしまう。ターミナルや交差点付近でバス停の場所がいくつか出来るのは仕方ないとして、兼六園下も東橋場町も全然それらに当てはまらないわけで、何故にこういうバス停配置にするのか全く理解に苦しむ。地元の人は知っているから良いだろうが、ガイドブックや観光地図を見て来る観光客にとっては、同じバス停が極めて広範囲に散らばっているというはかなり使いづらい。
・ひがし茶屋町でお茶屋を見学してぜんざいを食べる。現在でも 10 件ほど現役の芸者遊びの店があり、その中でも由緒あるお茶屋らしく、説明を聞くとコースは 1 時間半区切りとなっているそうだ。こういう店で 1 時間半遊ぶと一体どれくらいの金額になるだろうか。一度やってみたい気もするが自分のお金でやるのも馬鹿らしい感じもする。店で食べたぜんざいには金沢らしく金箔が入っていたが、金沢土産というとお茶だろうが、羊羹だろうがあぶらとり紙だろうが、ありとあらゆるものに金箔が入っているようで、何故にそんなにも金箔がという感じだ。この辺に金山があったという話も聞かないが、隠し近海でもあるのかな。
2007/ 1/ 2(晴)
・昨日今日とやけに暖かい正月だ。11 時過ぎのスーパーはくとに乗るが、倉吉始発で鳥取から並ぶ気もしないので、大人しくデッキに立って姫路まで行く。姫路駅はいつの間にやら高架となっていてホームもぴかぴかだが、相変わらずの駅そば発祥のそば屋は健在で、この独特の麺を食べて新快速に乗り換える。JR 西日本の新快速は転換クロスで、必ず 1 箇所が向かい合わせとなる座席配置で、私の座った前の席がボックス状となっていたが、途中でちょっと知恵遅れの男の人が乗ってきてそこに座り、突然大声を出したり、大声で家に電話を掛けたりしている。途中でその斜め向かいの席が空いたときに、大阪にどっぷり漬かったような濃い感じのおばさんが座り、暫くは平和が保たれていたものの、男が、両替したいから一万円無いか、と立って咆哮し始めたとたん、件のおばさんが、そんなもんあるかっ!と一喝。男が怒って何やら吼えたつが、おばさんは頭ごなしにそれらを押さえつけて終に男を黙らせてしまった。この手の電車で奇妙な行動をする男の人は東京でも決して珍しくは無いが、私が知る限り殆どの人は関わらないように黙って立ち去ったりするのが東京の無言の掟みたいな感じなのだが、さすが大阪、真正面から勝負して圧勝したこのおばさんは凄すぎだ。私はやくざ映画は割りと好きなのだが、極妻に出てくる岩下志麻もこのおばさんと比べるとまるで園児の学芸会レベルに感じてしまう。
・大阪からは特急サンダーバードに乗り換える。これも指定席は禁煙席が全部埋まっていて、唯一喫煙車の空いていたサンダーバード 27 号の指定席を取っていたのだが、大阪からは特急雷鳥とサンダーバードが 30 分間隔で出ているため、10 分前に来れば全然楽勝で好きな自由席に座れた感じだ。切符を買う際に海側のシートを指定したものの、北陸本線は海から離れて通っているため結局金沢に着くまで海は見えなかった。
2007/ 1/ 1(晴)
・昼頃に因幡一ノ宮の宇部神社へ初詣に出かける。一宮の割にはさほど大きな神社ではないので、参道の階段なんかではそれなりに列が出来ていて、20 分ほど並ぶ。片道 2Km ほどだが往復歩いてちょっとはいい運動になった。年末の天気予報だと元旦は日本全国悪天候だったが、上手い具合に外れて今日はどこも天気が良かったようだ。
2007/ 1/ 1
- 2007 /1/31
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