2008/ 2/ 1 - 29
2008/ 2/24(晴)
写真と地図
・昨日は天気も悪く一日部屋でごろごろしていたが、今日は天気も良いので外を歩くことにして、昼前に部屋を出る.行く前に地図やらガイドブックやらをいろいろ見ていたが、時間もそれほど無いので、中山道の大井宿から武並まで歩くことにする.
・中山道の美濃路は妻籠宿から馬籠宿、落合宿の間と中津川宿から大井宿までを今までに歩いていて落合宿から中津川宿の間が抜けているが、中央本線武並駅あたりは田舎の車窓が広がっていて来てみたいと思っていたので、今日はとりあえず行きたいところを優先することにする.
・鶴舞から千種まで一駅乗って、そこから乗車整理券を買ってセントラルライナーに乗る.この有料快速電車は平日夕方の下りと、休日夕方の上り以外はガラガラなのだが、何故かホームの券売機で指定席を買うといつも通路側の B 席か C 席が出てくる.今日も B 席だったが 1 車両に 2 人くらいしか乗ってないし、この先はもう乗ってこないので適当に空いている席に座る.
・今週は寒い日が続いたので雪が積もっているかと思ったが、恵那までは雪は全然ない.電車に 1 時間ほど乗って大井宿の恵那駅で降りる.駅の観光案内所で地図を貰って旧中山道を歩き始めるが、最初の 2Km ほどはアスファルトの一般道だ.
・中央線と中央道をくぐって山の方に入っていくと、路面は氷と圧雪となっていて滑らないように注意しながら歩いていく.10 分ほど歩くと見晴らしの良い高台に出て恵那の市街が一望できる.一面に桜が植えられていて、桜の季節にはナカナカ良さそうな場所だ.今日は空気も澄んでいて、歩いていても後方にはずっと真っ白な恵那山が見えている.
・先日 GoogleMap に GPS トレースデータをプロットするページを作ってみたので、今日は恵那駅を出てから携帯電話の GPS でずっとデータを取り続けている.地図を見ても今日の行程はそれほど山奥に入らないような感じなので、途中で圏外になってデータが取れなくなることはないだろう.
・桜の丘からは道は砂利や土の道になり、時々石畳のところも表れる.中山道のこの区間は JR 東海のさわやかハイキングの特設コースにも何回かなっているが、常設コースも兼ねているようで時々標識が出てくる.標識といえば今日のこの区間は中山道と東海自然歩道、中部北陸自然歩道が重なるところなので、それらの標識だらけで地図が無くても道に迷うことはなさそうな感じだ.
・山間の集落や棚田の横を通り、2 時間ほど歩くと深萱立場に着く.中山道はここから中央線を外れて可児、太田の方に向かうのだが、既に 15 時もまわっているので武並駅へ向かう.今日のコースはさわやかハイキング常設コースと全く同じだが、さすがにこの微妙な時期に、しかも午後から歩く人はいないようで結局誰にも会わなかった.GPS 情報を取り続けた携帯電話をみてみると電池が無くなりかけている.EZ ナビウォークだとそれほど電池は食わないが、通信しながら位置を取り続けていると、結局ずっと通話しているのと同じだから 3 時間くらいしか電池は持たないようだ.一日中データを取り続けるのならやはり専用品の方が良いのかも.
・帰ってから取ったデータを GoogleMap 上に表示させてみると、ナカナカいい感じで歩いた経路が取れていた.これは遊べそうな感じだ.
2008/ 2/11(晴)
・栄まで歩いてモンベル、好日山荘、イシイスポーツと登山道具屋をはしごしてくる.単一ブランドにも関わらずモンベルが最も品揃えが豊富な感じだ.スノーシューが欲しいが 3 万円くらいしていて衝動買いするには財布の中が足りない.今日は UFJ 銀行の ATM も休みなのでとりあえずは手ぶらで店を出る.
・久屋大通に出ると何かイベントをやっている感じなので中に入ってみる.今日はどうやら中国の春節らしく、仮設店舗がずらっと軒を並べ、ステージでは獅子舞などをやっていた.出店は名古屋市の中華料理屋がメインとなっているようだが、今日は昼ごはんに別のところの中華料理屋で食べてきたので全然食欲が無く、とりあえずぐるりと見ただけで帰る.まあ、目の前で作っているから冷凍物の可能性はちょっとは低いんだろうな.
2008/ 2/10(晴)
写真と地図
・天気予報では今日は晴れるので、早起きして御在所岳に行ってみる.ネットで調べると名古屋駅から直行バスがあるので、名古屋駅に行って隣の名鉄バスターミナルに行くが、切符売り場で券を買おうとすると、高速道路が通行止めのためバスは運休との事であった.仕方ないのでそのまま地下に降りて近鉄の名古屋駅に行き、松坂行きの急行に乗って四日市で乗り換え、近鉄湯の山温泉駅で降りる.
・近鉄湯の山温泉駅から三交湯の山温泉まで、ガイドブックやネットではバスがあると載っている割には、その時刻表は三重交通のページでも見つからず、そこそこ不安は感じていたが、近鉄湯の山温泉で降りると目の前に三交湯の山温泉行きのバスが止まっていて、無事に乗ることができる.ただ、一本前の電車にも接続していたみたいで、自分が降りたときには既にバスは満員で、ぎゅうぎゅう詰めで出発する.ただ、乗車時間は 10 分ほどなのであっというまに終点の三交湯の山温泉に到着する.
・小さなバスターミナルから 5 分ほど歩いて御在所ロープウェイ乗り場に到着する.ポスターを見ていたら、今日は山頂でモデル撮影会があるようだ.ただ、今日は東名阪道が通行止めとなっているので、こういうマイカー観光の多い東海地方の観光地では、入場者数は 9 割減くらいの打撃だろう.ロープウェイは 10 人乗りのゴンドラが 1 分間隔で動いていて、そこそこ客も乗っている.午前 10 時半の乗客の分布をみると登山の格好の人が 3 割、スキーやソリの家族連れが 5 割、街の格好をした観光客が 2 割といった感じか.
・ゴンドラは結構高いところも通ってスリルがあるが、目を凝らすと雪山登山をしている人たちも結構いたりする.私は冬山登山の経験が無いし、この山には夏も登った事は無いので、さすがに今回下から登ることは止したが、今年雪山に慣れると来年くらいには登れるようになるかも.そうこうしているうちにゴンドラは 12 分で山頂に到着する.
・山頂では観光客のために長靴の貸し出しを行っており、足元の弱い格好の人はここで履き替えている.私は今日は登山靴を履いてきており、これはほぼ完全に防水なので足元は大丈夫だが、雪を気にせず歩き回るために、ここで雨具の下を履いて、さらにスパッツを装着する.上は最初からノースフェースの雪用ジャケットを着て来ているが、上着が黄色で下の雨具がオレンジ、スパッツが赤で結構ちぐはぐかつ派手な格好となってしまった.
・ロープウェイ駅からいざ外に出てみると、ポスターでよく見かける霧氷の木があちこちにあって綺麗だ.気象台のドームも設置され、山頂の雰囲気が良くでている.踏み固められた山頂周遊路を歩くが、さすがに足元を固めているので前から人が来て横に避ける時に雪の中に入っても全然大丈夫だ.四日市の街を見下ろすと昨日の雪がまだ残っていて真っ白になっている.遊歩道は殆ど踏み固められていたが、一部 5m ほど繋がっていないところがあり、そこを突破すべく雪に突っ込むが腰から胸くらいまで雪があってなかなか前に進めない.カメラを濡らさないようにしながらもがいていたら、前方からやはり雪山の格好をした人が来て、道を付けるのを手伝ってくれたので、無事に脱出を果たす.
・今日は前日に雪が降ってしかも快晴ということで観光客は多く、みんなカメラを持って樹氷の写真を撮っているが、これで高速道路が通行止めになっていなかったらロープウェイの待ち時間も含めてもっと酷いことになっていたかもしれない.山頂から下に降りていくと三重県唯一というスキー場があり、パラパラと人が滑っている.手前にゲレンデ長 100m ほどの初心者コース、奥にゲレンデ長 300m ほどの中級者コース、手前の横にはそり広場があるが、一番混んでいるのはそり広場で、次に初心者コース、中級者コースはゲレンデ全部で 10 人も人がいるかどうかといった感じだ.ここに来るには往復 2,100 円のロープウェイを使わなくてはならないわけで、まともにスキーをやりたい人がこんな小さくてコストの掛かるスキー場には来ないわな、という感じだ.あくまでメインは子供のソリ遊びだろう.そり広場に近づくと、なにやらカメラを持った人が群がっているので、よくよく観察すると例の撮影会をやっているようだ.モデルと思しき若い女性がそりで滑っているのをみんなで囲んで撮っている.モデルの子もそりを持って何度も上がったり滑ったりしてナカナカ大変だ.
・そり広場前のレストハウスの横に看板が出ていて、三角点まで 500m ほどらしい.スキーゲレンデの中級者コースのリフト降り場あたりがその三角点のようだ.ここも遊歩道が付いているので歩いていく.もともとしっかり圧雪された道の上に新雪が積もり、そこに踏み跡が出来ている.まあ観光客のレンタル長靴でも余裕で歩ける感じだ.そこを 15 分くらい歩くと三角点に着き、てっぺんには東屋があるが中のテーブルといすは既に船客たちが昼ごはんを食べていて場所が無い.辺りを見回すとそこから 10m ほど下がったところに眺めの良いベンチが顔を出していたのでそこで昼ごはんとする.
・昨年末に買った Optimus Nova をデビューすべく、それとコッヘル、カップラーメン、コーヒーを持ってきてたので、早速 Nova に火を点ける.2 回ほどプレヒートから着火するのに失敗してしまうが、風があるのと本着火時のバルブの開け具合が足りないことが原因のようだ.近くの雪の中に深さ 30cm ほどの穴を作り、その中で再度着火を試みると今度は上手く火が点いた.さすがに雪の中だけあってお湯が沸くのにちょっと時間が掛かったが、無事にお湯も沸いてカップラーメンを作って食べ、その後にコーヒーを淹れてビスケットを食べる.今日は快晴で風もそれほど強くなく、真正面には鎌ヶ岳の三角錐の山容も見え、ナカナカいい気分だ.
・ゆっくりと昼休憩をして、そのあと適当に歩き回った後に、ロープウェイ駅目指して戻る.そり広場までの遊歩道はラッセル車が雪をどけていて殆ど雪が無くなっていた.そり広場もやたらと人が増えていたが、下道を通って来た観光バスも到着し始めたようで山頂も人で溢れている.空もすっかり快晴になって眺めも良いが、下を見ると四日市の街の雪はすっかり消え去っていた.山頂でこれだけ暖かいから下なんてかなり気温が高いに違いない.ふらふらしているとモデル撮影会が場所を変えてやっていて、樹氷の下でモデルがポーズを取っている.
・14 時過ぎにゴンドラで下に下りるが、この時刻にも関わらず上りのゴンドラはどれも満員だ.駐車場にも観光バスが何台も止まっていて続々とやってきているようだ.ゴンドラから降りてバス停まで歩くと、バスの時刻は 15:44、現在時刻は 14:50 であと 1 時間もある.夏は 1 時間に 3 本走っているが冬は 1 時間に 1 本しか無い.名古屋直行のバスが 15:15 にあるが、来るかどうか分からない.タクシーもいないのでやむを得ず待っていると、名古屋行きのバスの代行バスが到着した.運転手が言うには未だに名古屋高速は通行止めとなっているため名古屋までは行かないが、近鉄湯の山温泉駅経由で近鉄四日市まで行くらしい.どこでも行けばいいやという事で、バスを待っていた人たちはみんなバスに乗り込む.変則運転だし、クーポン券を持っている人もいて、いろいろ皆さん運転手に聞いているが、そこは臨機応変というか適当に便宜を図っているようだ.ただ、この運転手やこの辺の人は、近鉄、或いは駅という単語を近鉄四日市駅という意味で使っていていて、結構分かりづらい.ここは近鉄湯の山温泉線の湯の山温泉駅から 10 分奥のバス停だし、四日市には近鉄も JR も走っているにも関わらず、放送では、今日はこのバスは近鉄まで行きますとか、駅まで行きますなどいうから、完全な地元民以外はこのバスがどこに行くのかさっぱり分からず何度も同じ事を聞いている.
・行きは電車の窓の外はずっと雪景色だったが、帰りにはすっかりと雪は消え去っている.これで高速が通行止めとはどういうことかと思ったが、どうやら名古屋高速以外は全て復旧しており、名古屋高速だけが全線不通の状態らしい.17 時頃に部屋に戻りマンションから目の前の名古屋高速を見下ろすと、ここもやはりまだ不通となっていて車は一台も走っていない.雪なんて全く無いのに何か設備が壊れたのだろうか.
2008/ 2/ 9(雪)
写真と地図
・先週一週間、西日本で雪が降り続いており、東海地方でも静岡、岐阜、三重など愛知県以外は全て雪マークが付いていたが、愛知県だけは全く雪の気配は無かった.特に名古屋は異様に車が多いので、きっと二酸化炭素濃度が他地方より高く、日本の中でここだけ超温暖化が進んでいるのだろうと勝手に納得していたが、今日ついに雪が降った.
・朝からパラパラ雪が降っていたが、午後になると俄然強く降り出し、あたり一面真っ白になったので、鶴舞公園に出かけてみる.マンションの前の片側 5 車線道路では、夏タイヤの車が雪の中をノロノロ運転している.スーパーもそこそこ混んでいるようで、なんとなく気持ちは分からないでもないが、雪が降ったとたんに夏タイヤの車でスーパーに買い物に行くのは結構危険な感じだ.
・積雪は 3-5cm ほどで、歩くのには全く支障は無いが、さすがに車は滑りまくっていて、信号でも注意して渡らないと止まれない車が突っ込んできたりする.鶴舞公園の中に入ると、見事なまでに雪景色となっていて、私と同じようにカメラを持ってやってきている人も結構いたりする.名古屋は昔からの建物や庭園は全く残ってなくて、この鶴舞公園も人工的な作りが目に付く公園だが、雪が七難隠してくれていて結構趣き深い.
・ぐるっと一周して部屋に戻るが、雪とはいえべた雪なので上から下までびしょ濡れになる.Whole Earth のジャケットはゴアテックスの割には全く水を弾かないし、カリマーのデイパックも全く防水性が無いので、まるで雨の中を歩いてきたような感じだ.
2008/ 2/ 3(雨)
・最近仕事で外をまわっていると、節分の日に大須観音と笠寺観音の間にシャトルバスが走るという広告を良く見かける.最寄の駅から寺にバスが出るのならまだわかるが、名古屋では節分に 2 箇所の寺をまわるのが習慣なのだろうか.昨日は天気もイマイチ、今日も雨だがとりあえずこれらのことを思い出し、大須観音に歩いていってみる.
・豆まき券売り場というところに大勢の人が並んでいて、いったい何なんだろうと思っていたが、暫く様子を見ていると、どうやら 4,000 円払った人は、15 人ずつくらいお立ち台の上に並んで、豆を撒けるらしい.私は今まで節分の寺には行ったことがなくてよく知らなかったのだが、節分の寺に行くのはてっきり撒いた豆を取りに行くものだと思っていたが、どうやら撒く方がメインらしい.
・豆が撒かれた泥だらけの地面を見ると、ハトの大群が踏まれそうになりながら豆を食べまくっている.食いきれないくらい豆が撒かれている突然のこの出来事に狂喜乱舞しているようだ.
2008/ 2/ 1
- 2008/ 2/29
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