2008/ 7/ 1 - 31




2008/ 7/26(晴)
写真と地図
・先週伊吹山に登った後に、ふと駅のホームで靴を見ていたら、両足ともソールが思いっきりはがれていて、靴底が全面剥離するのも時間の問題のような状態だった.今まで気付かなかったのもうかつだが、来週の北アルプス登山の前に気付いて良かったという感じで、さっそく昼間に IBS イシイスポーツに行って新しい登山靴を買ってくる.
・昨日会社で後輩と話をしていたら岐阜で行われる長良川花火大会は空いててお勧めだとの事.google map で観る場所の目安をつけ、出かけることにするがなんせ猛暑が続いているので、打ち上げ時刻ちょうどに現地に着くよう逆算し 17:30 頃に部屋を出る.花火に行く格好といえば短パン T シャツにサンダルあたりが定番だが、今日買って来週使う登山靴の慣らしのために、足元だけは暑苦しく登山靴を履いて出かける.
・岐阜駅前からはシャトルバスが次々と出ていて、簡単に乗っていけそうだったが、到着地がイマイチ分からないので予定通りに駅前通をひたすらまっすぐ歩いていく.40 分くらい歩いて長良川に着き、堤防の内側の様子を見てみると、HP に書いていたように打ち上げの真正面になる対岸には結構人がいる.打ち上げと同じ川岸になる手前側は、堤防付近は既にかなり人がいるものの、打ち上げ場に隣接する広大な川原は人もまばらでガラガラだ.堤防から川原の間に 10m 幅ほどの草地があるが、どうやらその部分を通過するのが困難なような感じだ.
・最初の花火も上がり始めたので、全然ガラ空きの金華橋渡った対面の下流側に行くことする.橋を渡りながら様子を観察すると打ち上げ場真横の広大な川原に行くには金華橋手前下流に 200m ほど行ったところから降りると良いことが分かったが、その特等席は次回の楽しみにすることにして最初に目をつけた場所に行く.
・今日の長良川花火大会は 30,000 発の打ち上げなので、同時に行われている東京隅田川の 1.5 倍の規模の大花火大会だが、隣接する大垣市や坂祝でも結構大きいのが同時に行われている事と、長良川の川原が広大であるため東京に住んでいた時には考えられないくらいのゆったりした環境で見れた.今日も堤防の 1 ブロック分を各人が 1 つずつ占めていて、座ってみたり寝転がってみたり気ままに見物している.
・今日もカメラを持ってきたが、今日はケーブルレリーズを持ってきているので、77mm レンズを付けてカメラを三脚に据え、適当な方角に向けて露出は結局 ISO200 で 1.5 秒 F13 固定として、カメラは横に置いたまま良さそうなのが上がったらリモコンのボタンを押すという怠惰かつ安易な撮り方で撮っていく.
・21 時前に花火が終わったので岐阜駅まで歩いて帰るが、行きと違って人は一斉に移動するので道が混んでて 1 時間くらいかかってしまう.岐阜からは JR の普通電車に乗るが、当然混んではいたものの思ったほどでもなく 20 分で名古屋に着く.中央線に乗り換えて鶴舞に戻り、部屋で早速撮った写真の現像をしてみるが、先日の蒲郡と比べて若干距離が遠かったためか少し小さく写っている.ケーブルレリーズの効果はさすがで、花火の線が全然ぶれていない.忘れずに持っていって良かったという感じだ.

2008/ 7/21(晴)
写真と地図
・今日は伊吹山に行くことにする.ホームページを見ていたら、どうやら伊吹山スキー場は倒産した模様で、本来 7 月から動いているはずのゴンドラは全く動いていない状態のようだったが、昨日のニュースで、米原市役所にゴンドラ休止の苦情や問い合わせが殺到しており、運行会社に市役所が問い合わせたら、20 日か 21 日から動かす予定との回答があったとのこと.私が思うにゴンドラなんて言われたからといって簡単に動かせるものなのか甚だ不明というか、整備や運行の人手はどうするのか疑問は尽きないが、とりあえずは行ってみることにする.
・近江長岡まで電車で行き、そこからバスに乗り換える.伊吹山は京都など関西からよりも名古屋からの方がかなり近いのだが、どの観光地でも必ず出合ってきたように、東海地方の人は絶対に公共交通機関は使わないので、名古屋からの電車からバスに乗り換えて伊吹山に行く人は他にはいない.しかしながら関西からの人達は電車やバスを使うので、既にバスはその前の大阪米原方面からの電車から乗り換えた人たちで満員となっている.
・15 分ほど走って終点の登山口に着き、ゴンドラ乗り場に行ってみるとどうやら動いている.せっかくなのでゴンドラに乗って三合目まで行くことにし、切符を買って乗り込む.伊吹山は昨年も登っているが、三合目がちょうど山頂までの中間くらいで、登山口から 3 合目までが一番きついので、そこをゴンドラでワープするとかなり楽だ.三合目に着くと、標高はまだ 700 メートルくらいにも関わらず、随分と涼しい風が吹いていて気持ちがいい.
・三合目より登り始めるが、どこからともなく人が湧いてきていて、随分と人が多い.息吹山は上の方まで見通しが良いのだが、途中もかなり人が登っているのが見えている.時刻は 11 時前だが、降りてきている人もかなり多く、多分相当早い時間帯に登った人なのだろう.
・途中からガスがかかり、見晴らしは無くなったが、おかげで涼しく山頂までたどり着く.息吹山は山頂まで有料道路が通っているので、観光バスでやってきたツアーの人達も多く、広い山頂は人で溢れている.伊吹山は日本武尊伝説の山で、山頂には日本武尊の像が立っているが、その手前で何やら大勢の人が群れていたので、何事かと思って近寄ってみると、ボランティアの人達による、山頂お花畑の無料ガイドがこれから行われるとの事らしい.息吹山は日本百名山の中でも花の山と知られ、登山道も延々とお花畑を歩くが、山頂一帯も一面のお花畑で、今日もいろんな花が咲いている.途中の登山者でも花の図鑑などを見ながら、花を調べている人も多く、そういう人達がここには結構多いようだ.
・山頂で昼ごはんを食べて下山にかかる.途中でガスが晴れてきたが、山は紫外線が強いので、晴れると腕などが痛くなる.1 時間ちょっとで三合目まで降りてきたので、ゴンドラ乗り場横のレストハウスに入ってアイスクリームを食べる.三合目は広々とした草原が広がっていて爽やかな風が吹いており、実に気持ちがよく、日陰で寝てる人もいる.
・ゴンドラで登山口まで降りてバスに乗り、近江長岡に戻る.さすがにこの辺りまで下ると気温も高くなるが、それでも名古屋に比べれば湿気も少なく日陰で風が吹いているとそれなりに涼しく感じる.名古屋に戻って部屋の窓から名古屋港花火大会でも見ようと思ったが、湿度が高すぎて空が真っ白になっており、音は聞こえるものの花火は見えない.昨日充分見たからまあいいかという感じ.

2008/ 7/20(晴)
写真と地図
・今日も一日中暑く、昼間は部屋にこもりっきり.夕方から蒲郡に花火大会を見に行く.昨日の豊橋花火大会は 12,000 発で、明日の名古屋港花火大会も 1 万発上がるのに対して、今日の蒲郡は 4,000 発なのでちょっとは空いている筈だ.金曜日に名古屋出身の後輩が言うには、名古屋港花火大会は帰りの地下鉄に全く乗れない状態になるらしいので、さすがに明日は行く気にはなれない.
・蒲郡駅から 5 分も歩くと海だが、事前に確認したところによると、駅真正面から 300 メートルほど西に歩いた辺りが打ち上げ会場の真正面付近になるはずなので、西のほうに歩いてみる.この辺は海際が芝生の公園になっていて、そこが花火を見るメインの会場になるが、その後ろの商工会議所の駐車場が開放されていて、既に開始 10 分前にも関わらず人もあまりいないので、敷物を敷いて座り込む.
・直ぐに花火の打ち上げが始まるが、打ち上げ場所のまさに真正面で、しかもかなり近い場所なので、思う存分花火を堪能できたという感じ.今日はカメラを三脚を持ってきていたので、カメラを目の高さに三脚を立て、レンズは 77mm の望遠を付けっぱなしにし、露出は 1 秒 F9.5 で固定して、ピントも MF 無限遠固定として、花火を見ながらノーファインダーで適当にシャッターを切っていく.花火までの距離が近いので、殆どの写真は花火がはみ出てしまったが、それなりに面白いのが撮れた.
・昨日の内海もそうだったが、名古屋市内から離れると、日陰や日没後は風が涼しくていい気持ちだ.夏の夜の夕涼みといった感じで花火をみて、帰りの電車に乗る.駅は改札口で混んでいたが、意外にあっさりと最初に来た新快速電車に乗れて金山まで行く.名古屋市内はやはり今日も湿気むんむんで蒸し暑く、鶴舞駅から部屋に帰るまでに一気に汗をかいてしまう.やはり休みの日には名古屋から脱出しないとダメだなという感じ.

2008/ 7/19(晴)
・どうやら東海地方も梅雨明けが宣言されたようで今日も朝から暑い.海にでも出かけてみることにし、昼前の電車に乗って内海に行く.昼過ぎに内海駅に着いて 20 分ほど歩き、海岸に着くと、夏休み初日ということで結構人出がある.砂浜は暑そうなので芝生の場所を見つけて敷物を敷いて寝転がる.
・2-3 時間寝転がって焼こうと思っていたが、耐えられない暑さであまり水分を摂ってないにも関わらずひたすら汗が出まくって敷物に汗がたまってくる.うつぶせになったり仰向けになったりしていたが、1 時間半くらいで完全に耐え切れられなくなり、退散することにする.この暑さだと本当に熱中症になりそうな感じだ.
・内海の駅に戻ると、知多四国八十八ヶ所巡りのバスが到着し、人がぞろぞろと降りてきた.この猛暑の中を寺巡りとは巡礼もなかなか大変だなと感心していたが、次の特急は全席指定なので、うかつに切符売り場に並ぶとそれらの人たちのど真ん中の席になりそうなので、人が落ち着くまで少し待つことにしたが、3 分間隔位で次々とバスが到着する.5-6 台到着したところで、あまり待っていると席が無くなりそうなので、指定席を買ってホームに入るが、その後もまだまだバスは満員の人を乗せて到着している.私はあまり巡礼やお遍路さんに興味は無いが、意外に根強い人気があるんだなという感じ.
・特急電車は結局満席で内海を出発する.名鉄特急の指定席は朝夕や空港行きを除くと、通常は 1 車両に数人しか乗っていないのが殆どなので、この状態はちょっとびっくり.途中駅から乗ってこようとした人達も、車内をみてかなり驚いている.現在名鉄特急は空港線の一部と内海行き以外は料金不要の自由席が大半だが、この特急は全席指定で、座れなくても座席指定料金が必要だと放送でもかかっていたが、やはり急ぐ人もいるとみえて、別料金を払ってまでデッキや通路に立つ人もいる.
・金山で JR 中央線に乗り換えるが、内海と比べると気温は同じくらいなのに、名古屋市内は相変わらず湿度がやたらと高く、日陰でも粘りつくような暑さだ.今日は夕方から豊橋に行って花火大会を見ようと思っていたが、暑さにくたばったのでそのまま部屋に戻ってエアコンを目いっぱい入れてくたばる.

2008/ 7/12(晴)
写真と地図
・四国では先週、西日本でも今週に梅雨が明けたみたいだが、名古屋はまだ梅雨明けはしていないらしい.昨年に名古屋の夏を経験したが、周りの人いわく普段の夏に比べて涼しかったと.今年の夏はいかにも名古屋らしい感じで毎日が不快指数 100% という感じだ.ただでさえ高温の上に、異常なまでに湿度が高く、どうにも逃げ場のない暑さが続いている.
・というわけで一昨日の木曜に上高地行きのバスの切符を取り、昨晩の夜行バスで上高地へ出かける.今週はずっと雨だし、週末も 3-4 週続けて雨が降っているが、天気図を見る限り今週末は絶対に晴れるという確信があり、更に週末の名古屋は昨日までより気温が更に 5 度くらい上がるみたいなので、とてもじゃないが居残る気がしない.
・切符は直前に取ったにも関わらず席は空いていた.7/11(金) の出発は名古屋発ではこのシーズンの 1 番目のバスなので、まだそんなに行く人は少ないのかもしれない.来週の 3 連休からは馬鹿混みだろう.22:30 に名駅ターミナルを出て、途中一般国道のみを走り、2 箇所くらい休憩を取って 4:50 頃に釜トンネル手前に到着する.ここで 5 時まで釜トンネル開通を待ち、5 時ちょうどに釜トンネルに突入する.
・大正池で降りるが、バスの乗客の大半はここで降りたようだ.短パン T シャツでバスに乗っていて、上高地は寒いかと思っていたが、想像よりは寒くなく、とりあえず上だけ雨具を着ると寒さは感じない.天候は雲の多い晴という感じで、晴れてはいるものの穂高連峰から雲が湧いていて山頂の方は残念なことに雲の中だ.名古屋からのバスが去った後も、大阪や新宿、沢渡からのバスが次々と止まって客を降ろしている.大正池から河童橋まで 3 時間掛けてゆっくり歩くが、途中の小さな流れに岩魚の幼魚がたくさん泳いでいて捕まえたくなる.
・小梨平のビジターセンターで映像の上映を見ていたら、夜行バスの寝不足と暗い部屋の中の良い音楽と相まってついつい 1 時間くらい眠ってしまう.目も覚めたので明神池の方に歩き出し、明神橋の川原で昼ごはんを作る.食べ始めたときには川原には他に人はいなかったが、じいさんばあさん 10 人位の集団がやってきて、この広大な川原でわざわざ私の背後 1m くらいのところに座ってガヤガヤとご飯を食べ始めた.なんでこういう静かで広い環境のところで、わざわざ他人に密着してきて騒ぐかな.
・そうこうしているうちに他にも 10 組くらいやってきて、周りでご飯を食べ始めたので背後はあまり気にならなくなってきた.食べ終わって T シャツ 1 枚になり、今回は明神池はパスして河童橋の方に右岸を歩いて戻る.
・途中やたらとサルが出没していたが、河童橋直前にある岳沢の湿原のところにある、非常に眺めの良いスポットに近づくとやたらと人が群がっている.ここは岳沢の流れが殆どなくて立ち枯れの木がいくつもあり、六百山の岩峰を背景に非常に美しい景色のところで、今日もお立ち台の一番前には中版カメラを三脚に据えた人が良い光を待っている.が、よくよく見ると前方の立ち枯れの木に 10 匹くらいのサルが次々と上っては、木の天辺から沢に向かって豪快にジャンプし、沢を泳いでまた別の木に上りまた飛び込みをするという、まるでサルの夏休みのような光景が繰り広げられ、皆さんサルの飛び込みを写真に撮っている.暫く飛び込みを見学した後、元の木道に戻ると、2 本並行に付いている木道のその片側に小猿がえらそうに座り込んでいて、観光客はもう一方の木道を歩いている.サルは図太くも全く避けようとはせずに次々通る観光客を睨みながら座っていたが、やがて立ち上がって木道を歩き始めた.が、サルが立ち上がった木道の上には立派なうんこがとぐろを巻いて鎮座している.ありえない図太さだ.小猿は観光客を蹴散らしながら木道の上をゆっくり歩いていたが、ついにサルより図太いおばさんと真正面からガチンコ勝負になり、サルを頭から踏んづけかねないおばさんのド迫力に負けて横の藪に消えていった.
・14 時半頃に河童橋に戻ると朝とは打って変わって、もう人がうじゃうじゃと居る.やっぱり上高地は早朝に限るという感じだ.帰りのバスは半分も人が乗ってないので 1 人で 2 つ席を確保できて楽チン.通路挟んで横に居る男の人は今朝来るときに帝国ホテル前で降りたいと言っていた人だが、登山靴がどろんこになっていた.恐らく焼岳に登って来たのだろう.今日は涼しく天気も良かったといえ標高差は 1,000 メートルあるから結構ハードなはずだ.
・帰りは東海北陸道経由で戻るが、途中 2 箇所休憩で止まる.最初の休憩は標高 700m の丹生川だが、バスから降りた瞬間にあまりの暑さに眩暈がする.既に 17 時に近く、しかもこんな標高が高いのにこの暑さは一体なんだ.帰ってニュースをみると今日は天竜や美濃加茂、多治見といった静岡県や岐阜県の山奥で 36-38 度の猛暑を記録したらしい.上高地は自分としてはあれだけ歩いて汗もかかず、随分と涼しいと思ったのだが、サルにしてみれば猛暑で耐え切れずに水遊びをしていたのかも知れないな.20 時に名古屋に着くと昼の熱気の残りと相変わらずの湿度の高さが肌に粘りつく.また直ぐにでも脱出したい気分.

2008/ 7/ 6(曇/雨)
写真と地図
・ここのところ週末は三週間くらい連続で雨.平日が晴れているだけに腹が立つ.6 月は長野への出張が多く、蒸し暑い名古屋から涼しい長野へ行くとホッとしていたが、先週末の水曜から金曜まで行った時には、高温多湿が長野まで侵入してきてかなり蒸し暑かった.それでも金曜夜に名古屋に着いて、まとわり付くような蒸し暑い空気に触れると、日陰に入っただけで涼しい長野は全然マシという感じだ.
・昨日はくたばって一日だらだらしていたが、今日は気を取り直してどこかに出かける事にする.一昨日までの長野の気候から思うに、恐らく梅雨は明けたか或いは梅雨明け間近と思われ、今年の海の日の連休は数年振りに梅雨明け空が期待できる.ちょっと体力増進のためにも伊吹山にでも登ってやろうかと思ったが、今日は午後から天気が崩れるのと、ゴンドラが運宮中なのが気になって、急遽予定を変更して赤沢自然休養林に行くことにする.ここは上松からバスが出ているが、今までは 2 時間に 1 本しか電車の走っていない中央線の電車が着く 5 分前にバスが出発するという、絶対にバスでは行けないようなダイヤが組まれていたが、どうやらかなり反省することがあったらしく、今年の夏からは上松駅で 30 分待てば乗れるようなダイヤに変わっている.
・鶴舞で青空フリー切符を買って、中津川行きの快速電車に乗り、中津川から松本行きに乗り換える.夏休み前とはいえそろそろ夏の行楽シーズンということで、意外にハイキングの人は多く、英語をしゃべる外国人の家族連れのグループも 15 人くらいがやがやと乗ってきた.彼らとその他 4-5 グループは十二兼で降りて行ったが、柿其渓谷に行ったのだろう.
・上松で降りて駅前の観光協会でバスの往復切符を買うが、木曽ヒノキ製のしおりになる切符だった.30 分待ってバスに乗り、赤沢自然休養林で降りる.途中で大雨が降ってきてどうなることかと思ったが、途中でまた雨雲を抜けたようで着く頃には路面も全然濡れていない.バスの乗客は他には誰もいないが、赤沢自然休養林の広い駐車場は既に乗用車で満杯で、観光バスも 2 台くらいとまっている.まずは森林鉄道に乗ろうと乗り場に行き、切符を買うが、紙の切符ではなくヒノキ製のコースターとなっている.
・列車はトロッコ 5 両をミニミニディーゼル機関車が引っ張っていって、終点まで行くと機関車を付け替えてまた戻ってくるという感じで、往復 25 分くらい.休日には 30 分間隔で運行している.出発時刻になってもぽろぽろと人がやってくるので列車はそれを乗せるために 3 分くらい遅れて出発するが、2 両目くらいに乗っていた 70 才くらいのジジイが何故かブチ切れて、遅れてくる人に対して迷惑掛けてるの分かっているのか、走って乗れと怒鳴りまくっている.別に 1 分 1 秒を争う乗り物ではないのだが、かなりカルシウムが不足している感じだ.
・列車は歩く速さの 2 倍くらいの超低速でゴトゴトと渓谷沿いを走り、乗客は外にはみ出して写真を撮ったりしているが、渓谷沿いの遊歩道を歩いている人達もこちらの写真を撮っていて、なんだかお互いを撮りあっている感じ.切符は往復のしか存在しないので、終点に着いて機関車を付け替え、5 分ほどで折り返すが、自分を含めて 10 人ほどはそこで降りて帰りは遊歩道を歩いて戻る.列車で 10 分ほど乗ったので結構距離があるかと思ったが、実際には 1Km ちょいくらいしか来ていない.
・渓谷は充分に綺麗な水だが、先日圧倒的に青く透明な阿寺渓谷を見てしまっているので、ちょっと物足りない感じだ.ヤマメが泳いでいるのが見えるが、駐車場に案内の出ていたヤマメの掴み取りのところから逃げてきたやつだろう.後で掴み取りのところにも行ってみたが、魚は横に特徴的な真っ赤な点がいくつか付いており、正確にはヤマメではなくアマゴのような感じだった.
・12 時 10 分にここに着いたが、帰りの最終バスは 14:30 なので昼ごはんを食べて帰りのバスに乗る.上松の駅では大学のワンゲル部のような若者が 20 人ほどくたばって寝ていたが、木曽駒から降りてきたのだろう.確実に座るために一旦木曽福島に戻って中津川行きに乗り換えるが、途中の駅では朝の電車に乗ってた人達が次々と乗ってきて、外人のグループも十二兼から再び乗り込んできた.隣にそのグループの 2 人が座ったが、一人が青空フリー切符をもう一人に説明しており、何気に聞いていたら青春18切符についても延々と英語で語り始めていた.日本語を読めない人にはこの手の切符を発見するのはナカナカ難しいと思われるが、結構長く日本に住んでいるのかも知れない.
・今日は標高 1,100 メートルの赤沢自然休養林でもそれなりに蒸し暑かったが、名古屋に着くともう気持ち悪いとしか言いようの無い蒸し暑さだ.こりゃ来週もまた山に逃げ込むしかないか.




2008/ 7/ 1 - 2008/ 7/31

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